一般財団法人 電力中央研究所 電力技術研究所は、大容量電力短絡試験設備を使用した電力機器・機材の短絡性能評価試験研究について、その前身である財団法人 超高圧電力研究所での活動を含めて約 55 年間にわたり実施し、電力輸送技術の発展に寄与してまいりました。
今般、これらの試験研究業務の維持・発展を図るとともに、近年の大電力試験技術に関する試験所認定制度の世界的潮流などに鑑み、2001 年 4 月に大電力試験所を組織化し、同年 12 月 25 日に、当大電力試験所は、ISO / IEC ガイド 25 (校正機関および試験所能力に関する一般要求事項) に適合する試験所として、公益財団法人 日本適合性認定協会から 『試験所認定』 を取得いたしました。 これにより、当大電力試験所における各種電力機器・機材に関する性能評価試験能力が国際基準を満足していることが証明されました。また、2019 年 5 月 10 日にはISO/IEC 17025 : 2017、JIS Q 17025 : 2018 (試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項) への移行を完了致しました。
今後も、これまでと同様に各種電力機器・機材の大電力試験 (短絡試験) 評価業務を遂行するとともに、関連試験技術の高度化を進め、種々のご要請、ご要求に応えてまいる所存であります。今後とも当大電力試験所を御活用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
門 裕之 試験所長