当研究所は、代謝等に伴う内因性の複製エラーによる変異(以下、複製エラー)と外的要因によるDNA損傷による変異(以下、損傷)の蓄積を分けて調べることのできる数理モデルを構築し、複製エラーだけでも複数のがんの経時的な累積罹患リスクを説明できることを示しました。さらに、外的要因を考慮することで、生物学的にも妥当なパラメータを得られることがわかりました。これは、発がんリスクに与える影響が非常に小さい低線量・低線量率放射線のような外的要因の影響評価につながる成果です。
本研究成果は、2023年6月14日付で米国科学誌PLOS ONEに掲載されました。
詳細な情報は 添付資料 をご参照下さい。
以 上
お問合せは、こちら からお願いいたします。
※本件は、文部科学記者会、科学記者会、エネルギー記者会で資料配布しております。