プレスリリース

低線量率被ばくでは発がんリスクが上がらない仕組みの解明に近づく
― 幹細胞からミニ小腸(オルガノイド)を作製する技術を用い
「放射線によって誘発される幹細胞競合」を捉えることに成功 ―

2020年1月20日
一般財団法人 電力中央研究所

 当研究所は、今般、標記プレスリリースを実施しました。

 本プレスリリースのポイントは以下のとおりです。

  • マウス小腸幹細胞を培養して小腸と類似した構造を持つ「オルガノイド」を高効率で作製
  • 蛍光色の違いから幹細胞の由来を識別できる「混合オルガノイド」を作製する技術を確立
  • 放射線を照射した幹細胞の増殖が抑制される「放射線誘発幹細胞競合」を捉えることに成功

 本研究成果に関する論文が「Scientific Reports」に2019年12月30日付で掲載されました。

 論文名:An Efficient Intestinal Organoid System of Direct Sorting to Evaluate Stem Cell Competition in Vitro

成果の詳細は 添付資料 をご参照下さい。

以   上

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