実際の使用環境を考慮したエアコン選定が可能な
「エアコン選定支援ツール(ASST)」を公開
従来の畳数めやすを用いてエアコンを選定すると、現在の住宅の熱負荷値から求めたエアコンよりも過大な冷暖房能力の機器が選ばれ、消費電力量の増大につながることが指摘されています。畳数めやす以外の選定方法も存在しますが、省エネに寄与する適切なエアコンを選定する方法は見当たりません。そこでエアコン選定の判断材料のもとになっている規格等の調査やメーカ等へのヒアリング、Web調査(のべ約3,000人)を行い、抽出された課題に基づき新たなエアコン選定方法の検討を行いました。その結果を踏まえ、独自のシミュレーションデータベースを構築し、生活者の住宅仕様、ライフスタイル、嗜好の重視度合いを考慮して省エネかつ適切なエアコンを自動で選定できる、「エアコン選定支援ツール(ASST)」を開発しました。
エネルギーイノベーション創発センター
宮永俊之副研究参事、上野剛主任研究員、安岡絢子主任研究員
当ツールの詳しい研究内容・成果は以下をご覧ください。
下記より「エアコン選定支援ツール(ASST)」にアクセスしてください。質問項目に従い、住宅の所在地域や断熱性能の目安、住宅の新築年、部屋の位置や方角、広さなど情報を入力することで、簡単に省エネかつ適切なエアコンが分かります。使用時間帯や使用時の優先項目など条件も設定可能です。
※PC、タブレット端末、スマートフォン、いずれの機器でもご利用いただけます。
エネルギーイノベーション創発センター
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※2022年7月13日にASSTを活用した「冷房の設定温度の違いによる節電効果の計算方法」の 解説動画 および 関連資料 を公開しました。