電力中央研究所 2013年度事業計画・収支予算について
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研究戦略の再構築と研究計画のブラシュアップ(再精査)*注 |
| 電気事業が必要とする研究開発課題を抽出し、当所が果たすべき役割や優先順位を明確化、電気事業のニーズの視点から研究計画を精査し、課題ラインアップとして積み上げ | |
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電気事業とのコミュニケーションの強化 |
| 各層・各分野とのコミュニケーションを一層強化して電気事業のニーズを把握し、重点的に取組む課題、減速・先送り・中止する課題を明確化 | |
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研究体質のさらなる強靭化 |
| 研究費抑制の中でも質の高い成果を提供するため、研究推進上の工夫を徹底、事業活動全般にわたる経費を極限まで圧縮 |
| ◆2012年度に引き続き、研究の中長期的な方向性を示す以下の「研究の柱」の下で推進 | |
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リスクの最適マネジメントの確立(大幅に強化) |
| 軽水炉安全性高度化、流通設備の自然災害対策、電力システム改革の分析評価等に重点的に取組み大幅に強化 | |
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設備運用・保全技術の高度化 (継続推進) |
| 軽水炉の安定運用支援、発電設備・電力流通設備の運用保全技術の開発に引き続き重点的に取組む | |
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次世代電力需給基盤の構築(一部を大幅減速) |
| 火力発電技術の高度化、再生可能エネルギー導入への系統セキュリティ対応を強化する一方、電化推進、次世代機器開発・材料開発等は大幅に減速 | |
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| ◆強化する課題(リスク対応、安定供給) | |
| 「軽水炉安全性高度化・保全支援」 | |
自然外部事象のハザード(危険性)評価、機器フラジリティ(脆弱性)評価 |
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| 「流通設備の維持管理・自然災害リスク対応」 | |
経年鉄塔の健全性評価技術、風雪害対策技術 |
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| 「石炭火力の燃料種拡大」、「既設火力発電の徹底活用」 | |
未利用炭の燃焼法開発、高経年火力の信頼性確保 |
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| 「電力品質の維持」、「再生可能エネルギー導入拡大対応」 | |
太陽光発電(PV)大量導入時の系統安定度などセキュリティの評価 |
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ブラシュアップ(再精査)の継続による研究計画の充実 |
電気事業のニーズに基づいた研究課題の選択と集中、新規課題の創出による研究計画の充実 |
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各種会議体や専門分野別委員会等での緊密なコミュニケーションや、研究の評価とニーズの確認に基づく研究計画策定・研究推進 |
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電気事業の要請に対する迅速かつ的確なソリューションの提供 |
保有する基盤技術に関する情報を利用しやすい形で提供 |
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研究体質のさらなる強靭化による質の高い成果の創出 |
取組む課題の厳選、実験ケースの絞り込みやシミュレーション技術の広範な活用、研究価値評価や研究評価の実施 |
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将来にわたる研究力・課題解決力の強化 |
電気事業の課題解決に必須となる研究拠点の整備や、大型研究設備の着実な導入 |
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多岐にわたる知見、人材、高度な研究設備、内外機関とのネットワークから成る「知のプール」機能の維持・向上 |
運営経費 |
業務運営にかかる経費等を2012年度比10%削減 |
人件費 |
役員25%・幹部職最大10%削減、収支状況により一般職員10%削減 |
固定資産 |
固定資産税・維持費負担軽減のため休止設備・不要資産の除却・売却推進 |
用地売却 |
研究拠点整備資金捻出のため狛江地区用地一部売却準備 |
要員 |
800名程度での均衡を目指し事務系要員漸減、人材確保多様化等の検討 |
成果表出 |
科学的客観性に裏付けされた研究成果等の効果的な発信 |
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一般正味財産増減の部 |
| ・ | 経常増減の部 |
| 経常収益は、受取給付金263億円に事業収益などを合わせた計286億円の見込み | |
| 経常費用は、事業費271.2億円、管理費20億円の計291.2億円、その結果、経常増減は△5.1億円の見込み | |
| ・ | 経常外増減の部 |
| 経常外増減は、設備等除却損の△2.3億円 | |
| 上記により、一般正味財産増減は、△7.5億円の見込み | |
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指定正味財産増減の部(使途に制約が課せられている財産) |
| 指定正味財産増減は、受取補助金0.9億円、一般正味財産への振替額2.9億円により△2.0億円の見込み | |
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正味財産期末残高 |
| 当期の正味財産増減は、一般正味財産増減と指定正味財産増減の計△9.5億円の見込み正味財産期末残高は356.4億円の見込み |