編者:学習院大学 経済学部 教授 南部鶴彦 発行所:東京大学出版会 定価:4,725円(税込み) サイズ:A5(263ページ) 2003年3月19日初版発行 |
目次 |
序章 問題の構図 1.規制撤廃 2.発電が生産する製品とは 3.最適な自由化の範囲を求めて 第1部 電力自由化の視点 第1章 電気事業の費用構造と生産性 1.内外価格差の現状 2.単位当たりコストの比較 3.わが国の電気料金が割高な理由 4.供給コスト低減に向けて 5.生産性分析 第2章 欧米諸国での電力自由化の動向と評価 1.自由化実施の概要 2.自由化の成果に対する評価 3.各国での小売自由化の詳説−米国、ノルウェー、イギリス 第3章 電気事業の垂直統合の分離 1.論点の整理 2.垂直統合の分離に関する経済的問題 3.垂直統合の分離に関する法律的問題 4.垂直統合の分離に関する技術的問題 第4章 電気と電力系統 1.電力系統の概要と特徴 2.電力系統を安定に運用するための技術 3.電力系統の計画と運用の実際 4.電力の財としての特徴 第2部 電力自由化の制度設計 第5章 電力自由化と系統問題 1.電力自由化の制度設計が安定供給に与える影響の分析 2.電力自由化の下での設備形成 3.電力自由化の下での信頼度確保 4.アンシラリーサービスの確保 第6章 電力取引 1.電力取引の形態 2.送電可能容量 3.送電料金の考え方 4.送電混雑管理と送電権 第7章 電力自由化の諸問題 1.需要家の視点から見た競走導入 2.電力自由化と原子力発電 終章 電力産業における規制制度の改革 |