電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y96003

タイトル(和文)

米国の公益事業持株会社法の内容と問題点

タイトル(英文)

REGULATION OF HOLDING COMPANIES-A DISCUSSIONOF PUBLIC UTILITIES HOLDING COMPANY ACT OF 1935-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

アメリカにおける持株会社規制法の一つである1935年公益事業持株会社法の立法の背景と規制緩和の動きの中でのその変化について整理した結果,以下の点が明らかとなった。1)持株会社法の立法目的は、公益事業に対する規制の実効性を確保するため,公益事業が巨大化するのを妨げることと,需要家の利益保護のため,グループ内の取引に制限を加えることにあった。2)この内,前者については公益事業の規模の拡大につれて,その解釈や運用において変化が生じてきている。一方,後者についても,最近の規制緩和の動きの中で修正が求められているが,この規制を撤廃することで,州や連邦の公益事業規制機関が需要家の利益を十分に確保することができるという点で争いが残っている。3)日本の電機事業が持株会社制を導入する場合には,公益事業規制との間で,需要家の利益保護の点での規制の棲み分けを行う必要がある。

概要 (英文)

RECENTLY, THERE IS A MOVEMENT IN JAPAN TO PERMIT ESTABLISHMENT OF PURE HOLDING COMPANIES AND REGULATION OF HOLDING COMPANIES IS UNDER DISCUSSION. THIS REPORT SURVEYS THE PUBLIC UTILITIESHOLDING COMPANY ACT OF 1935(PUHCA), AS AN EXAMPLE OF REGULATION OF HOLDING COMPANIES. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE OBJECTIVE OF PUHCA IS TWOFOLD: TO PREVENT PUBLIC UTILITIES FROM BECOMING TOO GIGANTIC FOR EFFICENT OPERATION AND EFFECTIVE REGULATION,AND TO RESTRICT INTRA-GROUP TRADING THERE BY PROTECTING CUSTOMERS. (2)TECHNOLOGICAL CHANGE WAS PERMITS PUBLIC UTILITES TO BE LARGER, SO THE FIRST OBJECTIVE OF PUHCA SHOULD BE MODIFIED. (3)THE SECOND OBJECTIVE ALSO REQUIRES MODIFICATION BECAUSE OF THE MOVEMENT FORWARDS DEREGULATION AND RESTRUCTURING OF PUBLIC UTILITY US THERE ARE MANY PROBLEMS. THE MAIN ISSUE CONCERNS EVALUATION OFREGULATION EFFICENCIES EXCUSED BY STATE AND FEDERAL REGULATORS.

報告書年度

1996

発行年月

1996/08/01

報告者

担当氏名所属

丸山 真弘

経済社会研究所経営グループ

キーワード

和文英文
公益事業 PUBLIC UTILITY
持株会社 HOLDING COMPANY
規制 REGULATION
法律 LAW
米国 USA
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