電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y95015

タイトル(和文)

DEAによるドイツ配電会社の生産効率性比較

タイトル(英文)

PRODUCTIVE EFFICIENCY COMPARISON OF GERMAN DISTRIBUTION COMPANIES BY DATA ENVELOPMENT ANALYSIS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本稿では,ドイツの配電会社306社の1992年クロスセクションデータを用いて,DataEnvelopmentAnalysis(DEA)によりその相対的な生産効率性の計測を行い,同時に規模の効率性の有無を明らかにした。また,配電会社の資本所有形態による生産性の比較を行った。その結果,全配電会社の効率性の平均は総合効率性0.77,規模効率性0.95,技術効率性0.81という結果になった。このことから,ドイツ配電会社の平均的な姿として総合効率で23%の改善余地があると見ることができる。また,各社の操業規模が規模の経済性一定(最適規模),規模の経済性増加,規模の経済性減少のどの段階にあるかを計測した。その結果,7割弱の会社で規模の経済性が上昇局面にあることを確認した。これにより,大多数の企業が規模が小さすぎるために生産性を損なっていることが分かった。

概要 (英文)

THIS PAPER INVESTIGATES THE PRODUCTION EFFICIENCY OF GERMAN POWER DISTRIBUTION COMPANIES USING THE FARRELL FRONTIERMETHODOLOGY, MORE COMMONLY KNOWN AS DATA ENVELOPMENT ANALYSIS(DEA). THE MEASUREMENT IS BASED ON THE DATA FOR 306 POWER DISTRIBUTION COMPANIESIN GERMANY. IN ADDITION TO TOTAL PRODUCTION EFFICIENCY,TECHNICAL EFFICIENCY AND SCALE EFFICIENCY FOR SAMPLE COMPANIES ARE DERIVED FROM RELATIVELY- STRAIGHTFORWARD LINEAR PROGRAMS. THE RESULTS SHOW THAT THE TECHNICAL AND TOTAL PRODUCTION EFFICIENCY VARIES WIDELY AND MANY COMPANIES OPERATE WITH SCALE INEFFICIENCY MANY ARE IN THE INCREASING RETURNS TO SCALE. ALTHOUGH PRIVATE COMPANIES ARE MORE EFFICIENT THAN PUBLIC OR MIXED COMPANIES IN TERMS OF TECHNICAL EFFICIENCY,THEY ARE TOO SMALL TO ENJOY SCALE EFFICIENCY.

報告書年度

1995

発行年月

1996/07/01

報告者

担当氏名所属

後藤 美香

経済社会研究所経営グループ

キーワード

和文英文
包絡分析法 DATA ENVELOPMENT ANALYSIS
生産効率性 PRODUCTIVE EFFICIENCY
技術効率性 TECHNICAL EFFICIENCY
規模効率性 SCALE EFFICICNCY
配電部門 DISTRIBUTION DEPARTMENT
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