電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y90017

タイトル(和文)

プライス・キャップ規制の適用実態と問題点-主としてイギリス電気事業について-

タイトル(英文)

PRICE CAP REGULATIONS FOR UK ELECTRIC UTILITIES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

英国電気事業は1990年3月31日に再編され,イングランド・ウェールズでは発電会社3社,送電会社1社および配電会社12社に水平分割された。これにともない,発電部門は完全自由化され,競争入札価格であるプール・プラスが適用され,競争が十分に働かないと考えられる送電・配電の各部門の料金および小売電気料金のプライス・キャップ規制が適用された。プライス・キャップ規制は,料金の総合値上げ率の上限を生産性向上分を差し引いた一般物価上昇率に設定するもので,生産性を高めるほど利潤の増大が期待できるため,生産性向上などのメリットが期待されている。本稿は,プライス・キャップ規制のイギリス電気事業およびガス事業への適用実態を調査し,その特徴を示すとともに,同規制方式を電気事業に適用する場合に配慮すべき点を指摘したものである。

概要 (英文)

THE ELECTRICITY INDUSTRY IN ENGLAND AND WALES WAS REORGANIZED ON 31ST MARCH,1990. THE CEGB S POWER STATIONS WERE DIVIDED BETWEEN THREE GENERATING COMPANIES,NATIONAL POWER. POWER-GEN AND NUCLEAR ELECTRIC. THE NATIONAL GRID WAS VESTED IN THE NATIONAL GRID COMPANY AND THE 12 AREA BOARDS BACAME PUBLIC ELECTRICITY-SUPPLY COMPANIES.WHOLESALE PRICES ARE DETERMINED BY A SPOT MARKET,WHEREAS TRANSMISSION AND DISTRIBUTION SYSTEM CHARGES AS WELL AS ELECTRICITY-SUPPLY CHARGES ARE CONTROLLED ACCORDING TO PRICE-CAP FORMULAE. THE NEW FORM OF REGULATORY CONTROL IS EXPECTED TO PROVIDE INCENTIVES FOR THE INDUSTRY TO IMPROVE EFFICIENCY. THIS PAPER INVESTIGATES THE APPLICATION OF PRICE-CAP REGULATIONS TO ELECTRICITY COMPANIES IN THE UK AND POINTS OUT SOME FEATURESAND PROBLEMS OF THE NEW REGULATORY CONTROL SYSTEM ESPECIALLY IN COMPARISON WITH RATE-OF-RETURN REGULATIONS.

報告書年度

1990

発行年月

1991/04/01

報告者

担当氏名所属

矢島 正之

経済研究所経済部経営研究室

キーワード

和文英文
プライス・キャップ規制 PRICE CAP REGULATION
インセンティブ規制 INCENTIVE REGULATION
英国電気事業 UK ELECTRIC UTILITIES
英国ガス事業 UK GAS UTILITIES
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry