電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
Y89003
タイトル(和文)
電気事業の経営多角化の方向性-多角化先進企業に対する事例分析-
タイトル(英文)
FUTURE DEVELOPMENTS IN DIVERSIFICATION OF ELECTRIC UTILITIES -CASE STUDIES ON WELL-DIVERSIFIED CORPORATIONS-
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
多角化先進企業を対象として,経営データに基づく分析やヒアリング・文献調査を行った結果,電気事業多角化に有用と思われる以下の結論を得た。(1)「収益性」や「成長性」「安定性」などの複数の経営指標に対し,多角化がプラスの効果をもたらす可能性を有する。(2)多角化先進企業にみる事業進出の動機では,何よりも経営資源の有効活用を第一に考えて事業展開している。(3)多角化事業の選定プロセスには「起案」→「調査」→「計画」→「決断」という一定の流れが存在する。この場合,「調査」「計画」よりも「起案」「決断」の部分に興味深い点が見られる。(4)電気事業多角化に対する他の業界からの見方をもとに,電気事業を参入する際に考慮すべき条件,さらにそこで収益をあげていくための諸条件を整理した。
概要 (英文)
TO DETERMINE FUTURE DEVELOPMENTS IN THE DIVERSIFICATION OF ELECTRIC UTILITIES,WE ANALYZED SEVERAL WELL-DIVERSIFIED CORPORATIONS IN OTHER INDUSTRIES. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOW:(1)THEEXTENT OF DIVERSIFICATION AND SOME MANAGERIAL INDICES ARE CLOSELY RELATED. (2)VALUABLE IDEAS THAT CONTRIBUTE TO CONCRETE DIVERSIFICATION WEREDETERMINED. (3)CONDITIONS UNDER WHICH ELECTRIC UTILITIES COULD DIVERSIFY INTO NEW SERVICES AND MAKE A PROFIT ON THEM WERE DETERMINED.
報告書年度
1989
発行年月
1989/10/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
蟻生 俊夫 |
経済研究所経済部社会環境研究室 |
共 |
井口 典夫 |
経済研究所経済部社会環境研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
規制緩和 | DEREGULATION |
電気事業 | ELECTRIC UTILITIES |
経営多角化 | DIVERSIFICATION |
経営資源 | MANAGERIAL RESOURCES |
経営分析 | BUSINESS ANALYSIS |