電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y03007

タイトル(和文)

米国原子力事業者における従業員懸念事項報告プログラム(ECP)について

タイトル(英文)

A Study of ECPs (Employee Concerns Programs), a Corporate Allegation Program at U.S. Nuclear Industries.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

米国では、1978年に原子力安全規制に内部告発者保護制度が導入されて以来、原子力事業者は「従業員懸念事項報告プログラム」(Employee Concerns Program : ECP)と呼ばれる社内報告体制を導入し、事故や不祥事の防止に大きく貢献してきた。このため、米国の規制主体であるNRCは、その規制運用においてECPに一定の役割を与えている。本研究では、インタビュー調査及び統計資料等をもとに、米国原子力事業者におけるECPの運用実態とそれが原子力安全に与えた役割について分析し、それをもとに、我が国電気事業者における社内報告体制の取組みのあり方についての示唆を得た。

概要 (英文)

Introduction of whistleblower protection system in the U.S. federal nuclear safety regulations has encouraged developments of ECPs (Employee Concerns Programs) as corporate allegation programs at utility companies in the U.S. It is found that as ECPs improve, fewer complainants are reported to the NRC each year. It seems that the introduction of whistleblower protection has had positive impacts on corporate compliance activities. In short, improved corporate compliance programs will be likely to contribute to more effective nuclear whistleblower protection system, as well as to enhance safety of nuclear power plants.

報告書年度

2003

発行年月

2004/02

報告者

担当氏名所属

田邉 朋行

経済社会研究所

鈴木 達治郎

経済社会研究所

キーワード

和文英文
従業員懸念事項報告プログラム Employee Concerns Program
原子力内部告発プログラム Nuclear Allegation Program
社内報告体制 Corporate Allegation (Speak-up) Program
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry