電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

Y93008

タイトル(和文)

地域経済的格差の実態分析

タイトル(英文)

ANALYSIS OF REGIONAL ECONOMIC DIFFERENTIAL IN JAPAN.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

有効な地域経済政策を導くために,地域経済格差の構図を明らかにした。(1)1980年代に拡大した所得格差を,就業率,昼夜間就業者比,生産の地域内分配率,労働生産性の4要因に分解して分析した結果,主要因は労働生産性の格差であることが判明した。(2)労働生産性の地域格差を,「各業種における労働生産性の格差」と業種構成の差異」の2要因にわけて分析した結果,業種構成の平準化が進むものの,各業種の労働生産性の格差拡大がそれ以上に進み,全産業の労働性の地域格差は拡大している。労働生産性格差拡大に寄与した産業は,製造業,卸小売業,金融保険業である。(3)これらの製造業,の卸小売業,金融保険業では,本社機能・R&D機能などの間接部門の構成比と労働生産性との相関が徐々に高くなってきており,地域間の役割分担が労働生産性を規定していることがわかった。

概要 (英文)

THIS REPORT ANALYZES THE REGIONAL ECONOMIC DIFFERENTIAL IN JAPAN.THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE REGIONAL INCOME DIFFERENTIAL ENLARGED IN THE 1980S.WE ANALYZED THE RATIO OF EMPLOYED OERSONS TO POPULATION,THE RATIO OF NIGHT-TIME-EMPLOYED PERSONS,THE RATIO OF PREFECTURAL INCOME TO PREFECTUAL DOMESTIC PRODUCTION,AND LABORPRODUCTIVITY.THE KEY FACTOR IN THE REGIONAL INCOME DIFFERENTIAL LABOR PRODUCTIVITY. (2)THE TOTAL REGIONAL LABOR PRODUCTIVITY CAN BE ANALYZED AS THE LABOR PRODUCTIVITY OF EACH INDUSTRY,AND THE INDUSTRIAL COMPOSITION.THE REGIONAL DIFFERENTIAL OF THE FORMER INCREASED MORE RAPIDLY THAN THE DIFFERENTIAL OF THE LATTER DECREASED.MANUFACTURING,WHOLESALE AND RETAIL TRADE,AND FINANCE AND INSURANCE CONTRIBUTED TO THE INCREASED LABORPRODUCTIVITY DIFFERENTIAL. (3)THE LABOR PRODUCTIVITY OF THE ABOVE THREE INDUSTRIES CORRELATED WITH THE PROPORTION OF PERSONS EMPLOYED AS PROFESSILNALS TECHNICAIANS,MANAGERS,OFFICIALS,CLERKS AND RELATED WORKERS.

報告書年度

1993

発行年月

1994/03/01

報告者

担当氏名所属

山中 芳朗

経済研究所経済部社会環境研究室

馬場 健司

経済社会研究所社会システムグループ

キーワード

和文英文
経済発展 ECONOMIC DEVELOPMENT
所得格差 REGIONAL INCOME DITTERENTIAL
労働生産性 LABOR PRODUCTIVITY
産業構造 INDUSTRIAL STRUCTURE
職種構造 OCCUPATIONAL STRUCTURE
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry