電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W99036

タイトル(和文)

不燃性粉体の注入による安定化アルゴンアークの電圧変化とその機構

タイトル(英文)

Arc voltage fluctuation and the mechanism of stabilized argon arc injected incombustible dust

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

雑固体廃棄物等に含まれる粉状の不燃性材料は、移行形アークプラズマで加熱を行う場合、プラズマ内に混入しアークプラズマを不安定にすることがある。材料がアークプラズマ特性の変化に及ぼす種々の要因とその寄与を明らかにするため、外部から観察しやすく、形状が単純な移行形アークプラズマを実験的に作り、雑固体廃棄物に含まれるフライアッシュ等を移行形アークプラズマに注入したときのアーク電圧の変化を調べた。また、注入された粉体の溶融・蒸発挙動を、分光器を用いたスペクトル観測や単色フィルターを装着したCCDカメラを用いた高速度撮影画像をもとに調べた。この結果、アークプラズマが不安定になる原因として、混入した粉体がプラズマ内で加熱され蒸発する過程でプラズマを冷却し、その導電性を低下させていることを明らかにした。

概要 (英文)

Transferred type arc plasma is sometimes disturbed by intrusion of dust from waste material at the melting of incombustible materials contained in miscellaneous solid waste. The arc voltage and the state of injected dust were investigated for the clarification of the mechanism of the phenomena. The arc plasma was a wall-stabilized arc formed in a quartz tube wall stabilizer. A monochromater and high-speed CCD cameras with band pass filters were used for the spectroscopic analysis of vaporizing state of the dust. The arc voltage at the dust injection was higher than that before injection. The increase of the arc voltage seemed to be caused by the decrease of the plasma temperature at the dust injection, because the arc voltage was increased mainly at the pre-vaporized region of the injected dust.

報告書年度

1999

発行年月

2000/05

報告者

担当氏名所属

足立 和郎

横須賀研究所電力部

天川 正士

横須賀研究所電力部

古川 静枝

横須賀研究所電力部

岩田 幹正

横須賀研究所電力部

キーワード

和文英文
移行型プラズマ Transferred type plasma
加熱効率 Heat efficiency
フライアッシュ Fly ash
溶融・蒸発挙動 Melting and vaporization behavior
アーク電圧 Arc voltage
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