電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W99009

タイトル(和文)

潜熱蓄熱物質探索に向けたコンピュータシミュレーションによる物性予測 -─ 分子動力学計算による融点及び融解潜熱の算出 ─-

タイトル(英文)

Computer simulation for the thermal properties of heat storage materials

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

暖房・給湯用潜熱蓄熱物質の開発を目的に、コンピュータシミュレーションによる物性(融点・融解潜熱)予測の可能性について評価した。 NPTアンサンブルを用いた分子動力学計算により、炭素数8~16までのノルマルアルカンについて、融解シミュレーションから融点を予測し得ることを明らかにした。また、系のポテンシャルエネルギーと運動エネルギーの総和である内部エネルギーから近似的に融解潜熱を求める手法を採用し、潜熱についても予測の可能性を示した。

概要 (英文)

In this report, we estimated the melting point and the latent heat of norumal-alkane using molecular dynamics method with NPT ensemble, and the following results were obtained.1)It found that molecular dynamics simulation using NPT ensemble was effective method for the solid-liquid transition process, and the melting points of normal alkane (C8-C16) were estimated in good agreement with experimental values.2)Using a similar method, latent heats of fusion were calculated for C8 and C16 from internal energy which was sum of potential energy and kinetic energy.Then it was comfirmed that latent heat of fusion could be predicted by molecular dynamics simulation.

報告書年度

1999

発行年月

2000/03

報告者

担当氏名所属

土屋 陽子

横須賀研究所プラント熱工学部

岩坪 哲四郎

横須賀研究所プラント熱工学部

長谷川 浩巳

横須賀研究所プラント熱工学部

キーワード

和文英文
蓄熱材 Heat storage material
コンピュータシミュレーション Computer simulation
ノルマルアルカン n-alkane
融点 melting point
融解潜熱 latent heat
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