電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W99005

タイトル(和文)

TBC遮熱性能非破壊評価法の開発 -第2報 非定常加熱法による実験的検討-

タイトル(英文)

Development of Non-destructive Inspection for the Performance of Thermal Barrier Coating - Part 2 Experimental Study for TBC thermal resistance detecting method with Transient Heating -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告では、TBC遮熱性能非破壊検査法に関して、実験室レベルでの試験、各種検討により、各種測定パラメータの影響把握、測定精度評価等を行い、その成立性を評価した。 実験室レベルでの試験として、非定常加熱法を反映した試験装置を作製し、パラメータ変化試験により、加熱強度、TBC厚さは、検出温度と正の直線相関、加熱源移動速度は検出温度と負の直線相関を持ち、数値解析結果と同様の傾向を示すこと、母材厚さ変化の影響は、試験条件の選定により除去できることが確認された。また、試験結果を基に、測定精度評価を行い、実機模擬材のTBC伝熱抵抗を±5%の精度で検出可能なことを確認した。これら結果より、実験室レベルでは非定常加熱法は成立するとの評価を行った。更に、今回の試験結果に基づき、実機部材においてもTBC伝熱抵抗を±5%の精度で検出するための測定機器への要求仕様をとりまとめた。

概要 (英文)

This report is aimed to evaluate the practicability of our proposal non-destructive Inspection methods for measuring the thermal resistance of Thermal Barrier Coating (TBC transient heating method). Following is made clear by the results of experimental study and numerical analysis.1. The influence of measuring parameters (Heating intensity, Traverse speed of heating source, Thickness of TBC etc.) shows same tendency between the experimental results and the numerical analysis results.2. TBC transient heating method can detect the TBC thermal resistance within 5% accuracy.3. The required specification for field test apparatus by TBC transient heating method is made clear. We judged that TBC transient heating method is effective for detecting the thermal resistance of TBC on laboratory level.

報告書年度

1999

発行年月

1999/12

報告者

担当氏名所属

森永 雅彦

横須賀研究所プラント熱工学部

高橋 毅

横須賀研究所プラント熱工学部

藤井 智晴

横須賀研究所プラント熱工学部

キーワード

和文英文
ガスタービン Gas Turbine
非破壊検査 Non-destructive Examination
遮熱 Thermal Barrier
レーザ lazer
熱抵抗 Thermal Resistance
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry