電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W99004

タイトル(和文)

カスケード型熱電発電モジュール構築のための基礎検討

タイトル(英文)

Study for designing of cascade type thermoelectric generation module

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

熱電発電は未利用エネルギーの排熱回収技術として注目されている。500~600℃級の温度域の熱エネルギーを有効利用するために、高効率化が期待できるビスマス・テルル系素子と鉛・テルル系素子を2段に積んだカスケード型モジュールを構築するための基礎検討を行った。 モジュール形状が電気的性能に与える影響について検討し、効率もしくは出力密度を優先したモジュール形状が構成できることがわかった。また、ビスマス・テルル系素子および鉛・テルル系素子の応力緩和方策について検討し、焼結や溶射などの低いヤング率となる方法で作製した電極を用いることや電極構造や電極形状により、素子の残留応力や発電時に発生する応力が緩和できることがわかった。

概要 (英文)

For utilizing 500-600C class waste energy effectively, the thermoelectric generation system that can directly convert the heat energy into the electric power has much possibility. To improve efficiency, we have studied for designing a cascade type thermoelectric generation module. In designing the module, the electric performance were estimated, as the results module shape could be selected according as the electric performance . And a stress relaxation of modules was considered by FEM. The stress relaxation methods were proposed, by using thermal spraying electrode and by improving the electrode structure and shape.

報告書年度

1999

発行年月

1999/11

報告者

担当氏名所属

堀 康彦

横須賀研究所電力部

草野 大介

横須賀研究所電力部

伊藤 哲夫

横須賀研究所電力部

泉 邦和

横須賀研究所

キーワード

和文英文
熱電発電 thermoelectric generation system
熱電半導体 thermoelectric element
カスケード型モジュール cascade type module
熱応力 thermal stress
排熱回収 waste heat recovery
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