電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W97013

タイトル(和文)

潜熱蓄熱物質探索に向けたコンピュータシミュレーションによる分子設計手法の調査・評価 - ─分子シミュレーション手法の調査とn_octaneの融点予測─-

タイトル(英文)

Survey and evaluation of molecular simulation methods regarding the heat strage materials

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

暖房・給湯用潜熱蓄熱物質の開発を目的に、コンピュータシミュレーションによる分子設計と物性(融点・融解潜熱)予測の可能性について調査した。 分子シミュレーションによって物質の融解・凝固を扱うためには、NPTアンサンブルを用いた分子動力学法が有効な手法であることがわかった。 また、n-オクタンについて融解シミュレーションを行った結果、計算上の融点が200~210Kにあることが特定できた。これは実測の融点(216K)と良い一致を示すものであり、低次のアルカンについては分子シミュレーションによる融点予測の可能性が見出された。

概要 (英文)

In this report, we examined the molecular simulation methods for molecular modeling and the estimation of melting point, and the following results were obtained.1)It found that molecular-dynamics simulations using NPT ensemble were effective method for the solid-liquid transition process.2)As a result of melting simulation of n-octane solid, the calculated melting temperature was about 210K and it was agreement with experimental melting point of n-octane, 210K.

報告書年度

1997

発行年月

1998/04

報告者

担当氏名所属

安田 陽子

横須賀研究所プラント熱工学部

岩坪 哲四郎

横須賀研究所プラント熱工学部

長谷川 浩巳

横須賀研究所プラント熱工学部

橋本 克巳

横須賀研究所プラント熱工学部

キーワード

和文英文
蓄熱材 Heat storage material
コンピュータシミュレーション Computer simulation
分子動力学 Molecular dynamics
相転移 phase transfer
直鎖パラフィン normal paraffin
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