電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W96017

タイトル(和文)

業務用2段圧縮式給湯ヒートポンプの開発-商品機を想定した省エネ性・経済性に関する評価-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF TWO-STAGE COMPRESSION HEAT PUMP FOR HOT WATER SUPPLY IN COMMERCIAL USE -FEASIBILITY STUDY FOR COMMERCIALIZATION-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高温給湯と高成績係数を同時に実現する「2段圧縮カスケード加熱式」給湯ヒートポンプについて,業務用小型(15馬力)および中型機(50馬力)の商品機概略設計・性能試算を行い,見積もり製品価格をもとに実用化について評価を行った。性能試算の結果,成績係数(給湯温度65度は小型機で3.2,中型機で3.3でとあり,従来給湯ヒートポンプと同じ給湯温度(55~60度)で比較すると1.4~1.6倍の性能向上となり,大幅な省エネルギーが実現できることが分かった。実用化に関する評価では,小型機では生産規模が小さい(10台/月)ために製品価格が大幅に高くなるが,中型機では熱出力あたりの価格が従来給湯ヒートポンプとほぼ同等になり,実用化の可能性が期待できることが明らかとなった。

概要 (英文)

CRIEPI ORIGINATED AND HAS BEEN DEVELOPING A TWO-STAGE COMPRESSION & CASCADE HEATING HEAT PUMP CYCLE FOR HOT WATER SUPPLY. THIS REPORT DESCRIBES THE FEASIBILITY STUDY ON COMMERCIALIZATIONOF THIS HEAT PUMP FOR THE COMMERCIAL SECTOR (HOTELS, ETC.). THE DESIGNSPECIFICATIONS ARE A MAXIMUM SUPPLY TEMPERATURE OF 65 , A UNITARY FUNCTION (HOT WATER SUPPLY ONLY), AND DUAL THERMAL OUTPUT (50 KW AND 170 KW). THE COP OF A PRACTICAL DESIGN WAS ABOUT 3.6, A 40%-60% GAIN OVER OTHER COMMERCIAL SYSTEMS AT THE SAME OUTPUT TEMPERATURE (55 -60 ). AN ECONOMICS STUDY SHOWED THE INSTALLATION COST OF THE 170-KW SYSTEM IS EQUAL TO A CONVENTIONAL HOT WATER HEAT PUMP AND MINIMIZES THE OVERALL OPERATING COST BY REDUCING THE ELECTRICITY DEMAND. THE 50-KW SYSTEM IS MORE EXPENSIVE THAN THE CONVENTIONAL SYSTEM AND NEEDS.

報告書年度

1996

発行年月

1997/06/01

報告者

担当氏名所属

岩坪 哲四郎

横須賀研究所プラント熱工学部

長谷川 浩巳

横須賀研究所プラント熱工学部

三巻 利夫

横須賀研究所プラント熱工学部

青山 貢

(株)日立製作所

河野 恭二

(株)日立製作所

竹林 芳久

清水建設(株)

福村 貴司

清水建設(株)

キーワード

和文英文
ヒートポンプ HEAT PUMP
給湯 HOT WATER SUPPLY
業務部門 COMMERCIAL SECTOR
省エネルギー ENERGY CONSERVATION
経済性評価 FEASIBILITY STUDY
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