電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W95023

タイトル(和文)

非等速吸引を用いたばいじん濃度・粒径分布同時測定法の開発(その4)-バイモダルな粒径分布の粒子への適用-

タイトル(英文)

Investigation of the Measurement Method of Particle Concentration and Size Distribution or Anisokinetic Sampling

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究においては、3本の異なる孔径を持つサンプリングプローブを使用して、非等速サンプリング時の分級効果を利用し、気流中粒子の粒径分布を求める手法の検討を行った。その結果、以下の事項が明らかとなった。(1)粒径分布を持つ粒子に対しても、単分散粒子と同様に、流速比(サンプリング流速と主流流速の比)と濃度比(主流の伝子濃度と測定濃度の比)は直線で表され、その傾きはサンプリング孔径が小さいほど大きくなる。(2)この3本の直線の傾きを満たすように、Twomeyの補正法を用いて、粒径分布を計算することができる。この手法を用いると、単一プローブ法および2本プローブ法において必要であった粒径分布関数形の設定が不要となる。(3)本手法をフライアッシュの粒径分布計測に適用した結果、バイモダルな分布など複雑な粒径分布の計測も可能であることが明らかとなった。

概要 (英文)

This report describes a method,which measures particle distribution in gas-particle flow,using"classification effect"occurred on anisokinetic sampling with three sampling probes.Following results are obtained.(1)The velocity ratio has a linear relation with the concentration ratio for poly disperse particle.The slope of this straight line decrease with increase of diameter of sampling probe.(2)Twomey's method can measure size distributions,utilizing three slopes of these straight lines.It does not needan assumption of size distribution function.(3)It becomes clear that the method can estimate complicated distributions like a bimodal distribution.

報告書年度

1995

発行年月

1996/04/23

報告者

担当氏名所属

辻 博文

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

牧野 尚夫

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

吉田 英人

広島大学化学工学科

キーワード

和文英文
ばいじん Particulate Matter
粒子濃度 Particle Concentration
粒径分布 Size Distribution
非等速吸引 Anisokinetic Sampling
バイモダル分布 Bimodal Di
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