電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W95011

タイトル(和文)

超高圧級CVケーブルの空間電荷測定技術の開発-厚肉絶縁ケーブルのための信号補正アルゴリズムの開発

タイトル(英文)

SPACE CHARGE MEASUREMENT FOR THICK INSULATION CABLE,-SIGNAL PROCESSING FOR THICK INSULATION CABLE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

厚肉絶縁体中の空間電荷測定においては,測定信号は絶縁体中を伝搬中に大きく変歪し減衰するため,測定制度は大きく低下する。本報告では変歪,減衰したデータを補正するアルゴリズムについて述べる。このアルゴリズムを絶縁厚9mmの厚肉CVケーブルのデータに適用した結果,信号を補正しない場合には測定値から推定される心線直上の電界は理論値の35%にとどまるのに対し,補正後では99%となった。すなわち,このアルゴリズムを適用することにより厚肉絶縁体中の空間電荷の測定精度を大きく向上することができるようになった。

概要 (英文)

MEASUREMENT SIGNALS FOR SPACE CHARGE DISTRIBUTION WITHIN THICK INSULATION ARE STRONGLY DISTORTED AND ATTENUATED. THESE SIGNAL DISTORTIONS MAY RESULT IN REDUCED MEASUREMENT ACCURACY. THISREPORT DESCRIBES A NEW COMPENSATION ALGORITHM OF DATA PROCESSING FOR DISTORTED AND ATTENUATED SIGNALS. THE ALGORITHM WAS APPLIED TO PROCESSING OF SIGNAL FROM 9MM INSULATION CABLES. THE ELECTRIC FIELD STRENGTH ON THE CONDUCTOR CALCULATED USING THE COMPENSATED SPACE CHARGE SIGNALS WAS99% OF THE THEORETICAL ONE,BUT WAS 35% USING THE UNCOMPENSATED SIGNAL.IT WAS CONCLUDED THAT THE NEW ALGORITHM INCREASES THE ACCUACY OF SPACECHARGE DISTRIBUTION MEASUREMENTS.

報告書年度

1995

発行年月

1996/04/01

報告者

担当氏名所属

武田 敏尚

横須賀研究所電力部絶縁材料グループ

穂積 直裕

横須賀研究所電力部絶縁材料グループ

鈴木 寛

横須賀研究所電力部絶縁材料グループ

岡本 達希

横須賀研究所電力部絶縁材料グループ

渡辺 明年

藤倉電線(株)

渡辺 和夫

藤倉電線(株)

キーワード

和文英文
直流CVケーブル DC XLPE CABLE
空間電荷 SPACE CHARGE
パルス静電応力法 PULSE ELECTRO-ACOUSTIC METHOD
絶縁破壊 DIELECTRIC BREAKDOWN
絶縁材料 INSULATING MATERIAL
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