電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W95008

タイトル(和文)

石炭灰の付着・成長と伝熱特性に関する検討

タイトル(英文)

GROWTH OF ASH DEPOSIT AND HEAT TRANSFER IN DEPOSIT

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究では,空気雰囲気下において,溶融軟化した石炭灰を付着面温度可変のプローブ上に付着・成長させるとともに,灰中の温度を計測し,付着灰層の熱伝導率を求めた。その結果,以下の知見が得られた。(1)得られた灰サンプルの付着形態を表す因子として空■率に着目し,付着灰内における分布を求めた。その結果,灰の付着成長にともなった形態の変化が空■率の変化に対応することがわかった。(2)灰の空■率は付着面の温度によって変化し,付着灰における溶融層の出現位置も変化することが分かった。(3)灰の付着成長にともなう平均空■率と熱伝導率の関係を明らかにした。(4)灰の熱伝導率の経時変化を求め,灰の成長にともなう傾向を明らかにするとともに,本結果より伝熱面における灰の許容付着厚さとその厚さに達する時間を算出し,スートブロアやデスラッガーなどの運用適正化に資する手法を提案した。

概要 (英文)

THIS STUDY CLARIFIES THE GROWTH OF ASH DEPOSITS AND THE EFFECT ON HEAT TRANSFER.ASH DEPOSIT GROWTH WAS OBSERVED ANDEFFECT ON THERMAL CONDUCTIVITY WAS MEASURED IN AN APPARATUS WHERE MOLTEN COAL-ASH PARTICLES WERE DEPOSITED ON A PROBE IN AN AIR ATMOSPHERE.THE SURFACE TEMPERATURE OF THE PROBE WAS CONTROLLED TO THAT OF A REAL FURNACE WALL TO INVESTIGATE THE CHANGE IN DEPOSIT STRUCTURE FROM THE VIEWPOINT OF POROSITY.ALSO,THE RELATIONSHIP BETWEEN POROSITY AND EFFECTIVE THERMAL CONDUCTIVITY OF WAS INVESTIGATED. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)POROSITY DECREASED WITH INCREASING DEPOSIT THICKNESS. (2)AT HIGHER SURFACE TEMPERATURES,THE MOLTEN LAYER IN THE DEPOSIT IS CLOSER TO THE PROBE SURFACE. (3)THE EFFECTIVE THERMAL CONDUCTIVITY INCREASES AS POROSITY DECREASES WITH DEPOSIT GROWTH. (4)FROM THE CHANGES IN EFFECTIVE THERMALCONDUCTIVITY OVER TIME ,IT IS POSSIBLE DETERMINE THE ALLOWABLE THICKNESS OF DEPOSIT ON HEAT TRANSFER TUBES AND THE TIME TO REACH THAT THICKNESS,WHICH ARE REQUIRED FOR EFFECTIVE OPERATION OF A SOOT-BLOWER OR DE-SLAGGER IN A FURNACE.

報告書年度

1995

発行年月

1996/02/01

報告者

担当氏名所属

栗村 政明

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

市川 和芳

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

高橋 毅

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

原 三郎

横須賀研究所発電システム部熱動力グループ

キーワード

和文英文
スラッギング SLAGGING
熱伝導率 THERMAL CONDUCTIVITY
空■率 POROSITY
石炭灰 COAL ASH
石炭ガス化 COAL GASIFICATION
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