電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
W95004
タイトル(和文)
ガスタービン用セラミックスの表層劣化に関する研究-炭化珪素の減肉特性に及ぼす焼結助剤およびガス流の影響-
タイトル(英文)
SURFACE DEGRADATION OF CERAMICS IN GAS TURBINES
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
セラミックガスタービンの候補材である炭化珪素(SiC)表面の酸化膜消失に係わる影響因子を検討するため,焼結助剤およびガス流れの有無がSiCの減肉特性に及ぼす影響を把握した。その結果,ガス流れの有無によってSiC供試体の重量変化や酸化膜の性状が大きく変化し,また,焼結助剤の有無によってはほとんど変化の無いことが明らかとなった。また,酸化膜消失原因についての知見を得るため,燃焼ガス流中での酸化物セラミックスの挙動把握を併せて行ったところ,やはり減肉することが明らかとなった。
概要 (英文)
WE STUDIED THE BEHAVIOR OF SILICON CARBIDE (SIC) IN A HIGH-TEMPERATURE COMBUSTION GAS FLOW. THE GAS FLOW HAS AN IMPORTANT EFFECT ON THE DISAPPEARANCE OF THE OXIDE LAYER (SIO2) ON THE SURFACE OF SIC,BUT SINTERING AIDS HAVE NO EFFECT. THE BEHAVIOR OF ALUMINA (AL2O3) AND ZIRCONIA (ZRO2) IN HIGH-TEMPERATURE COMBUSTION GAS FLOW WERE ALSO STUDIED AND IT WAS SHOWN THAT THEIR WEIGHT DECREASED.
報告書年度
1995
発行年月
1995/10/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
餌取 良幸 |
横須賀研究所発電システム部燃焼グループ |
共 |
久松 暢 |
横須賀研究所発電システム部熱動力グループ |
共 |
百合 功 |
横須賀研究所発電システム部燃焼グループ |
共 |
渡辺 和徳 |
横須賀研究所発電システム部燃焼グループ |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
ガスタービン | GAS TURBINES |
セラミックス | CERAMICS |
表層劣化 | SURFACE DEGRADATION |
焼結助剤 | SINTERING AIDS |
燃焼ガス流 | COMBUSTION GAS FLOW |