電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W94014

タイトル(和文)

微粉炭用新型低NOxバーナの開発(その6)-低負荷時燃焼特性の把握-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF NEW PULVERIZED COAL BURNER FOR LOW-NOX AND LOW-IGNITION-LOSS COMBUSTION TECHNOLOGY (PART6)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告では,微粉炭用新型低NOxバーナに低負荷時の安定燃焼機構を付与するための第一段階として,新型低NOxバーナ単独での低負荷燃焼特性の検討を行った。(1)既存バーナでは負荷40%以下において燃焼の継続が困難であった。しかし,新型低NOxバーナにおいては負荷30%まで安定した燃焼を行うことができた。これは,新型低NOxバーナにおいては,バーナ近傍に再循環流が形成され,粒子の見掛け濃度が高くなり着火が安定するためであると考えられる。(2)負荷の減少に伴い,2・3次空気旋回力が弱い条件では火炎の吹き飛びが見られた。(3)低負荷時には,着火位置での空気比が高くなり,再循環流内の還元雰囲気が弱くなる。このため,低負荷時のNOx濃度は既存バーナに比べ若干高くなった。しかし,灰中未燃分濃度は,低負荷時にも既存バーナより大幅に低下した。

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES THE COMBUSTION CHARACTERISTICS OF A NEW LOW-NOX PULVERIZED-COAL BURNER AT LOW LOAD CONDITIONS. THESE RESULTS WILL BE REFLECTED IN DEVELOPMENT OF A LOW-NOX AND WIDE-LOAD PULVERIZED-COAL BURNER. (1)THE FLAME OF THE CONVENTIONAL BURNER ISUNSTABLE AT LESS THAN 40% LOAD.THE NEW LOW-NOX BURNER FLAME IS STABLE AT 20% LOAD,BECAUSE THE NEW BURNER CREATES RECIRCULATION FLOW NEAR THE BURNER EXIT,WHERE THE APPARENT PARTICLE CONCENTRATION IS HIGHER. (2)THEFLAME OF NEW LOW-NOX BURNER BLOWS OFF AT SMALL SECONDARY AND TERTIARY ANGLES WITH DECREASING LOAD. (3)THE NOX CONCENTRATIONS OF THE NEW LOW-NOX BURNER ARE HIGHER THAN THOSE OF THE CONVENTIONAL BURNER AT LOW LOADSBECAUSE THE AIR RATIO AT THE IGNITION POINT BECOMES HIGH SO THE REDUCTION IS WEAK. HOWEVER,THE UNBURNED FLY ASH CONCENTRATIONS OF THE NEW LOW-NOX

報告書年度

1994

発行年月

1995/05/01

報告者

担当氏名所属

辻 博文

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

牧野 尚夫

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

木本 政義

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

池田 道隆

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

大場 克巳

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

宮前 茂広

石川島播磨重工業(株)(IHI)

キーワード

和文英文
微粉炭 PULVERIZED COAL
低NOx燃焼 LOW-NOX COMBUSTION
ターンダウン TURN DOWN
灰中未燃分 UNBURNED CARBON IN FLY ASH
微粉炭バーナ PULVERIZED COAL BURNER
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