電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
W93034
タイトル(和文)
光加熱に向けたアークの放射特性の検討
タイトル(英文)
RADIATION CHARACTERISTICS OF ARC FOR LIGHT HEATING
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
光は真空中も伝播し,集光できる等の特長を有していることから,加熱に利用できる。アークから出る放射エネルギーは非常に大きいので,材料溶融等の加熱源として期待される。アーク光による加熱への適用に先立ち,アークの放射特性に与える電流等の影響について検討を行った。電流が直流20~60A,アルゴンガス流量が2~50リットル/min,電極間隔が15~44mm,石英管内径が15mmの範囲内での実験では,アークの放射輝度は,電流の2乗に比例し,ガス流量に影響しなかった。また,アークの放射輝度とアーク半径および電流との関係を,放射光を連続スペクトルとみなしてアーク半径で規格化したアークの電界―電流特性を用いた解析的検討から導出した。これによって,アーク電界とアーク半径が一定の場合放射輝度は,電流の2乗に比例するものと推定され,実験結果は妥当と推察される。
概要 (英文)
THE SURFACE OF AN ARC HAS HIGH BRIGHTNESS AND EMITS HIGH RADIATION ENERGY WHICH BE TRANSMITED IN A VACUUM AND CAN BE FOCUSED ON A SMALL AREA.SO THE ARC HAS POTENTIAL AS A SPECIAL HEATINGMEDIUM FOR MELTING MATERIAL,WE INVESTIGATED THE CONTROLLABIKITY OF THERADIATION ENERGY FROM THE ARC.(1)THE BRIGHTNESS WAS PROPORTIONAL TO I2IN THE CURRENT RANGE FROM 20 TO 60 A DC.AN ARGON PLASMA GAS FLOW RATE OF 2 50LITTLE/MIN HAD NO EFFEET NORDID AN ELECTRODE GAP OF 15 44 MM. (2)THE BRIGHTNESS L CAN BE FOUND FROM: L PROPORTION RW(I/RW)**(2*(1-M))PROPORTION I**2/RW(M=0) WHERE I IS CURRENT,RW IS ARC RADIUS,E*RW PROPORTION (I/RW)**M,E IS VOLTAGE GRADIENT OF ARC,M=0
報告書年度
1993
発行年月
1994/11/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
池田 弘一 |
横須賀研究所電力部アークプラズマグループ |
共 |
足立 和郎 |
横須賀研究所電力部アークプラズマグループ |
共 |
稲葉 次紀 |
横須賀研究所電力部 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
高輝度 | HIGH BRIGHTNESS |
光加熱 | LIGHT HEATING |
放射 | RADIATION |
アーク | ARC |