電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W93004

タイトル(和文)

非等速吸引を用いたばいじん濃度・粒径分布同時測定法の開発(その3)-複数サンプリング管利用による測定精度の向上-

タイトル(英文)

INVESTIGATION OF SIMULTANEOUS MEASUREMENT OFPARTICLE CONCENTRATION AND SIZE DISTRIBUTION USING ANISOKINETIC SAMPLING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

2個の異なる孔径を持つサンプリング管を使用した非等速吸引時のばいじん濃度測定結果から,粒径分布関数を定める2つの変数を一義的に決定する方法を検討した。その結果,次の事項が明らかとなった。(1)サンプリング孔径を変化させても,流速比(主流流速とサンプリング流速との比)と濃度比(測定濃度と真濃度の比)は直線で表すことができた。その直線の傾きから,サンプリング孔径に対応して,平均粒径と幾何標準偏差の関係を求めることができる。(2)それらの曲線は,ある位置で交点を持つため,平均粒径と幾何標準偏差が一義的に決定されることとなった。(3)これらより求めた粒径分布は,従来の等速吸引を用いた方法とよく一致し,非等速吸引を用いた簡易な濃度・粒径分布同時測定法が,幾何標準偏差が未知の粒子群に対しても分布関数形を与えるだけで,適用できることが明らかとなった。

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES A METHOD FOR MEASURINGTHE AVERAGE DIAMETER AND THE STANDARD DEVIATION OF PARTICLES IN A GAS FLOW AT THE SAME TIME,USING TWO SAMPLING PIPES WITH DIFFERENT INSIDE DIAMETERS. THE FOLLOWING RESULTS WERE OBTAINED. (1) WHEN THE INSIDE DIAMETER OF THE SAMPLING PIPE IS CHANGED,THE VELOCITY RATIO (THE RATIO OF THE SAMPLING VELOCITY AND THE MAIN-FLOW VELOCITY) HAS LINEAR RELATIONSHIPWITH THE CONCENTRATION RATIO (THE RATIO OF THE MEASURED CONCENTRATION AND THE REAL ONE). THE RELATIONSHIPS BETWEEN THE AVERAGE DIAMETER AND STANDARD DEVIATION CAN BE OBTAINED FROM THE SLOPES OF THESE STRAIGHT LINES. (2) THE CURVES INTERSECT,SO THE AVERAGE DIAMETER AND STANDARD DEVIATION CAN BE DETERMINED AT THE SAME TIME. (3) THE SIZE DISTRIBUTION CAN BE CALCULATED,AND THE MEASURED VALUE AGREES WELL WITH THE RESULT MEASURED BY THE CONVENTIONAL METHOD USING ISOKINETIC SAMPLING.

報告書年度

1993

発行年月

1993/11/01

報告者

担当氏名所属

辻 博文

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

牧野 尚夫

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

木本 政義

横須賀研究所エネルギー化学部燃料化学グループ

キーワード

和文英文
火力発電所 THERMAL POWER STATION
ばいじん濃度 PARTICLE CONCENTRATION
粒径分布 PARTICLE SIZE DISTRIBUTION
非等速吸引 ANISOKINETIC SAMPLING
慣性パラメータ INERTIAL PARAMETER
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