電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92037

タイトル(和文)

石炭ガス化炉におけるスラギング抑制方策の検討-ガス化炉壁面温度と運転条件がスラギング特性に及ぼす影響-

タイトル(英文)

METHOD TO RESTRAIN SLAGGING COAL GASIFIER -INFLUENCE OF GASIFIER WALL TEMPERATURE AND OPERATING CONDITIONS ON SLAGGING-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告では,ガス化炉で生じるスラギング現象について,ガス化炉壁面温度や運転条件が及ぼす影響等の検討を行い,以下の知見を得ることができた。(1)石炭灰の壁面付着力試験を実施した結果,壁面温度が低いほど石炭灰の付着力が小さくなる傾向にあることがわかった。すなわち,スラギング抑制には壁面温度をなるべく低く設計することが有効であることがわかった。(2)2T/日炉を用い,スラギング特性試験を実施した結果,高空気比運転では,リダクタ部でのスラギングが顕著に観察されたのに対し,低空気比運転ではほとんどみられなかった。すなわち,リダクタ部のスラギング抑制には,低空気比運転をすることが有効であることがわかった。

概要 (英文)

THE INFLUENCE OF THE GASIFIER INSIDE-WALL TEMPERATURE AND OPERATING CONDITIONS ON GASIFIER SLAGGING WAS STUDIED. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)FROM THE COAL ASH STICKING TEST,LOWERGASIFIER INSIDE-WALL TEMPERATURES REDUCE THE COAL ASH STICKING FORCE. THEREFORE,SLAGGING IS RESTRAINED WHEN THE GASIFIER WALL TEMPERATURE IS LOW. (2)A SLAGGING CHARACTERISTICS GASIFICATION TEST WAS CONDUCTED USING A 2T/D COAL GASIFIER. WHEN THE GASIFIER WAS OPERATED AT A HIGH AIR RATIO,SLAGGING WAS OBSERVED AT THE GASIFIER REDUCTOR. WHEN THE GASIFIER WAS OPERATED AT A LOW AIR RATIO,THERE WAS NO SLAGGING AT THE REDUCTOR. SLAGGING AT THE REDUCTOR IS RESTRAINED BY OPERATING THE GASIFIER AT A LOW AIR RATIO.

報告書年度

1992

発行年月

1993/06/01

報告者

担当氏名所属

芦澤 正美

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

犬丸 淳

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

原 三郎

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

市川 和芳

横須賀研究所エネルギー部複合発電研究室

キーワード

和文英文
スラギング SLAGGING
石炭ガス化 COAL GASIFICATION
噴流床 ENTRAINED FLOW
石炭灰 COAL ASH
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