電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92030

タイトル(和文)

CVケーブルの半導電層界面におけるラメラ成長の理論的検討(その1)

タイトル(英文)

EFFECT OF SURFACE ENERGY OF SEMICONDUCTOR MATERIAL ON LAMELLA GROWTH AT SEMICONDUCTOR INTERFACE IN XLPE POWER CABLES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

半導電層界面の表面自由エネルギーとラメラの成長との関係を明らかにするための検討を行った。半導電層界面でのラメラの成長を検討するために、半導電層材料の表面自由エネルギーと臨界核の発生の関係計算するためのモデルを提案した。このモデルにもとづいて半導電層界面での臨界核の発生に必要となる自由エネルギーデルタファイを計算した。ポリエチレンの単位体積当たりの融解自由エネルギーをデルタfとして、4・シグマs>シグマiの場合、デルタファイ=2・シグマs・(4・シグマs-シグマi)2/(デルタf)**2となる。ここでシグマs、シグマs、シグマiはそれぞれ、ラメラの折畳み面の表面自由エネルギーそして半導電層界面の表面自由エネルギーである。この式より、半導電層界面のシグマiが大きくなるとデルタファイが小さくなり、臨界核が発生しやすくなることが理論的に解明できた。また添加剤濃度を変化させて表面自由エネルギー

概要 (英文)

THE RELATIONSHIP BETWEEN THE GROWTH OF POLYETHYLENE LAMELLA AND THE SURFACE ENERGY OF THE SEMICONDUCTOR MATERIAL ISDISCUSSED THEORETICALLY AND EXPERIMENTALLY. A MODEL FOR LAMELLAR GROWTH OF POLYETHYLENE AT THE SEMICONDUCTOR INTERFACE IS PROPOSED BASED ON THE SURFACE ENERGY OF THE SEMICONDUCTOR MATERIALS AS WELL AS THE SURFACEENERGY ON THE POLYETHYLENE CRYSTAL NUCLEUS. ACCORDING TO THE EQUATION FOR THE POTENTIAL ENERGY FOR POLYETHYLENE LAMELLA CRYSTAL NUCLEUS GENERATION, THE GREATER THE SURFACE ENERGY OF THE SEMICONDUCTOR MATERIALS, THE EASIER IT IS FOR THE LAMELLAR CRYSTAL NUCLEUS TO OCCUR. THE SURFACE ENERGY WAS CHANGED BY ADDITIVES IN THE MATERIAL. IT WAS FOUND THAT THE LARGER THE SURFACE ENERGY OF THE SEMICONDUCTOR MATERIALS, THE SMALLER THE LAMELLER ANGLE. THIS RESULT SUPPORTS THE PROPOSED THEORY.

報告書年度

1992

発行年月

1993/05/01

報告者

担当氏名所属

岡本 達希

横須賀研究所電力部新地中化研究室

穂積 直裕

横須賀研究所電力部新地中化研究室

石田 政義

横須賀研究所電力部新地中化研究室

キーワード

和文英文
超高圧CVケーブル EHV XLPE POWER CABLE
半導電層 SEMICONDUCTING LAYER
添加剤 ADDITIVES
表面エネルギー SURFACE ENERGY
ラメラ構造 LAMELLAR STRUCTURE
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