電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92024

タイトル(和文)

高温超電導体の通電状況下での電子顕微鏡による直接観察法

タイトル(英文)

TEM IN-SITU OBSERVATION OF CURRENT PATH IN HIGH-TC SUPERCONDUCTORS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

酸化物超電導体を線材化するには、製造上の問題により超電導体は多結晶状態になり、超電導特性は結晶粒界に影響される。そこで、多結晶超電導線材の高性能化技術の開発のために、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、結晶状態とその部分の通電特性を評価できる分析手法、「TEMその場観察法」を考案した。今回は、「TEMその場観察法」の数理モデルを構築し、シミュレーション計算、および常伝導試料を用いた実験を行い、酸化物超電導体において、通電特性を解明するために、考案した「TEMその場観察法」が有益であることを示した。

概要 (英文)

OXIDE SUPERCONDUCTORS MAY BE MADE POLY-CRYSTALLINE DUE TO PROBLEMS IN MAKING WIRES, BUT SUPERCONDUCTING PROPERTIES ARE AFFECTED AT THE CRYSTAL BOUNDARIES. THEREFORE, WE DEVISED AN ANALYSIS METHOD USING A TRANSMISSION ELECTRON MICROSCOPE (TEM) TO EVALUATE THE CRYSTALLINE CONDITIONS AND CURRENT PATHS TO DEVELOP MANUFACTURING OF HIGHLY-EFFICIENT SUPERCONDUCTING POLY-CRYSTALLINE WIRES. WE CONSTRUCTEDA MATHEMATICAL MODEL FOR TEM IN-SITU OBSERVATION OF CURRENT PATHS ,AND CALCULATED SOME CASES. IN ADDITION, WE EXAMINED A NORMAL CONDUCTOR. IT WAS SHOWN THAT THIS METHOD CAN BE USEFUL IN CLARIFYING THE TRANSPORT PROPERTIES OF OXIDE SUPERCONDUCTORS.

報告書年度

1992

発行年月

1993/06/01

報告者

担当氏名所属

一瀬 中

横須賀研究所電力部新地中化研究室

石田 政義

横須賀研究所電力部新地中化研究室

今城 尚久

横須賀研究所電力部新地中化研究室

キーワード

和文英文
透過型電子顕微鏡 TEM
磯場分布 MAGNETIC FIELD DISTRIBUTION
電流分布 CURRENT DISTRIBUTION
ローレンツカ LORENTZ FORCE
高温超電導体 HIGH-TC SUPERCONDUCTOR
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