電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92014

タイトル(和文)

画像処理によるCVケーブルの半導電層界面ラメラ角の自動検出

タイトル(英文)

NEW METHOD FOR ESTIMATING LAMELLAR ANGLE AT SEMICONDUCTING INTERFACE USING IMAGE PROCESSING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電子顕微鏡写真からラメラ線を抽出する手法を開発した。さらにラメラ線の特徴データからラメラ角を計算し,従来の手法によるラメラ角と比較して開発された手法が有効であることを示した。ラメラ線検出アルゴリズムはSobel微分演算子を各ピクセルについて計算し,ラメラ線上の点であることを判定する。その後,ラメラ長「ピクセル長」や画像強度S〔(最大匂配方向強度/明るさ)の平均値〕を計算した。画像が明瞭なTEM写真では検出ラメラ線数のS依存性は小さい。一方,画像強度の小さいTEM写真では検出ラメラ数に変化が見られる。S値のしきい値は検出されるラメラ数があまり変化しない値としてS=60~80程度が良い。半導電層界面からの平均距離が0.2ミューmと小さい時には従来のディジタイザーによる平均ラメラ角と画像処理による平均ラメラ角がほぼ一致する場合と,画像処理による平均ラメラ角がディジタイザーによる平均ラメラ角より

概要 (英文)

IMAGE PROCESSING IS PROPOSED FOR DETECTING LAMELLAR LINES FROM A PHOTOGRAPH TAKEN WITH A TRANSMISSION ELECTRON MICROSCOPE(TEM). THE LAMELLAR ANGLE WAS CALCULATED. BASED ON THE DETECTED LAMELLAR LINES. THE METHOD IS EFFECTIVE FOR DETECTING LAMELLAR ANGLE FROM A TEM PHOTOGRAPH. LAMELLAR LINES WERE DETECTED WITH A SOBEL DIFFERENTIAL OPERATOR. THE DETECTED LAMELLAR ANGLES WERE LARGER THAN THOSE DETECTED BY HUMAN OPERATORS. THE LAMELLAR ANGLES DEPEND STRONGLY ON THE CLEARNESS OF THE TEM PHOTOGRAPHS. UNDER CERTAIN CONDITIONS,THE LAMELLAR ANGLE DETECTED BY IMAGE PROCESSING IS VERY CLOSE TO THE LAMELLAR ANGLE DETECTED BY HUMAN OPERATORS.

報告書年度

1992

発行年月

1993/06/01

報告者

担当氏名所属

岡本 達希

横須賀研究所電力部新地中化研究室

穂積 直裕

横須賀研究所電力部新地中化研究室

篠原 靖志

経済研究所情報システム部知識処理研究室

キーワード

和文英文
超高圧CVケーブル EHV XLPE POWER CABLES
半導電層界面 SEMICONDUCTING INTERFACE
高分子高次構造 POLYMER HYPER STRUCTURE
電子顕微鏡 ELECTRON MICROSCOPE
画像処理 IMAGE PROCESSING
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