電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W92003

タイトル(和文)

非等速吸引を用いたばいじん濃度・粒径分布同時測定法の開発(その1)-同時測定法の概念と性能-

タイトル(英文)

INVESTIGATION OF MEASUREMANT METHOD FOR PARTICLE CONCENTRATION AND SIZE DISTRIBUTION BY ANISOKINETIC SAMPLING(PART1) -CONCEPT AND PERFORMANCE OF MEASUREMENT METHOD-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

気流中粒子状物質の濃度と粒径分布の同時簡易測定法を開発するため,非等速吸引誤差を利用する方法を考案・検討し,以下の結論を得た。(1)吸引流速(Ui)と主流流速(Uo)の比は,その際の測定濃度(Ci)と良好な直線関係を持ち,この関係からUi=Uoとなる真のばいじん濃度(Co)を示す等速吸引時の濃度を求めることが可能となる。(2)吸引流速が主流流速と異なった場合の,測定濃度の真濃度からの偏差は,粒径分布によって決定される。そこで濃度比Ci/Coと流速比Uo/Uiの関係から粒径分布を容易に求めることができ,その結果は,アンダーセン・スタック・サンプラによる粒径分布と良く一致した。

概要 (英文)

TO DEVELOP A SIMULTANEOUS MEASUREMENT METHODFOR PARTICLE CONCENTRATION AND SIZE DISTRIBUTION,A MEASUREMENT METHOD USING ANISOKINETIC SAMPLING WAS INVESTIGATED. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE RATIO OF THE SAMPLING VELOCITY(UI)AND THE MAIN FLOW VELOCITY(UO)IS LINEARLY RELATED TO THE MEASUREMENT CONCENTRATION(CI). THE REAL PARTICLE CONCENTRATION(CO)UNDER ISOKINETIC SAMPLING CAN BE CALCULATED FROM THIS RELATIONSHIP. (2)THE DIFFERENCE BETWEEN THE PARTICLE CONCENTRATION(CI)UNDER ANISOKINETIC SAMPLING AND THE REAL PARTICLE CONCENTRATION(CO)IS DEPENDENT ON THE PARTICLE SIZE DISTRIBUTION. CONSEQUENTLY,THE PARTICLE SIZE DISTRIBUTION CAN BE CALCULATED FROM THE RELATIONSHIP OFVELOCITY.

報告書年度

1992

発行年月

1992/11/01

報告者

担当氏名所属

牧野 尚夫

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

木本 政義

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

辻 博文

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

吉田 英人

広島大学

井伊谷 鋼一

京都大学

キーワード

和文英文
火力発電所 THERMAL POWER STATION
ばいじん濃度 PARTICLE CONCENTRATION
粒径分布 PARTICLE SIZE DISTRIBUTION
非等速吸引 ANISOKINETIC SAMPLING
慣性パラメータ INERTIAL PARAMETER
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