電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W91029

タイトル(和文)

Bi-Te系熱電発電モジュールの性能評価

タイトル(英文)

EVALUATION OF BI-TE THERMOELECTRIC MODULE FOR GENERATION SYSTEM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

エネルギー有効利用の観点から未利用エネルギー活用技術の開発が望まれている。当研究所では,現状のBi-Te系熱電発電モジュールの性能を把握するとともに性能向上のための技術的課題を摘出することを目的として,100W級熱電発電基礎実験装置を製作し,これを用いた実験検討から以下の結果を得た。1.モジュールの平均温度差104度に対し,総出力約110W,変換効率2.8%が得られた。そのモジュール出力密度は1.1kW/m2である。2.モジュールの耐熱化向上やモジュールの素子面積率を高めることによって,モジュール出力密度を現状の1.4倍程度に向上できる見通しを得た。

概要 (英文)

WE HAVE BEEN RESEARCHING THE DESIGN OF A 100-W MODEL THERMOELECTRIC GENERATOR TO COMMERCIALIZE A THERMOELECTRIC GENERATOR PLANT. THIS PAPER DESCRIBES THE EXPERIMENTAL RESULTS OF THE THERMOELECTRIC CONVERSION CHARACTERISTICS OF MODULES IN THE 100-W MODEL THERMOELECTRIC GENERATION SYSTEM. THE FOLLOWING RESULTS WERE OBTAINED. THEMAXIMUM ELECTRIC POWER GENERATION WAS ABOUT 110W,THE THERMOELECTRIC CONVERSION EFFCIENCY WAS 2.8% WITH A 104 DEGREE AVERAGE TEMPERATURE DIFFERENCE(HIGH TEMPERATURE SIDE-LOW TEMPERATURE SIDE). THE MAXIMUM POWER DENSITY WAS 1.1 KW/M2. FURTHER IMPROVEMENT OF THE OUTPUT POWER DENSITY AND EFFICIENCY WILL BE REQUIRED TO DEVELOP A PRACTICAL THERMOELECTRIC GENERATOR PLANT. WE ESTIMATE THAT THE MAXIMUM POWER DENSITY COULD BE INCREASED BY 1.4 TIMES THAT OF THE EXAMINED MODULES BY IMPROVING THE HEAT RESISTANCE AND INCREASING THE OCCUPATION RATIO OF THE MODULES.

報告書年度

1991

発行年月

1992/06/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 哲夫

横須賀研究所電力部新地中化研究室

葛間 泰邦

横須賀研究所電力部大電流研究室

堀 康彦

横須賀研究所電力部新地中化研究室

キーワード

和文英文
熱電発電 THERMOELECTRIC GENERATION
熱電変換素子 THERMOELECTRIC MATERIAL
半導体 SEMICONDUCTOR
熱伝導 THERMAL CONDUCTIVITY
未利用エネルギー UNUSED ENERGY
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