電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
W91011
タイトル(和文)
石炭ガス化用ガスタービン燃焼器の開発第9報二室保炎強化型燃焼器の実圧条件時の性能評価
タイトル(英文)
DEVELOPMENT OF GAS-TURBINE COMBUSTOR FOR IGCC PART 9,EXPERIMENTAL EVALUATION OF ADVANCED COMBUSTOR UNDER HIGH-PRESSURE CONDITIONS
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
一般に,ガスタービン燃焼器内の圧力は,燃焼器の性能に様々な影響を及ぼす。このため,試作した燃焼器の実用化に際しては,実圧条件で燃焼器の性能を評価する必要がある。本報では,これまでに開発した,石炭ガス化複合発電用150MW級ガスタービン「二室保炎強化型燃焼器」の実圧試験の結果について報告する。主な成果を以下に示す。(1)NOx排出特性に及ぼす燃焼器内圧力の影響を明らかにし,実圧下(14ata)でも燃料中のアンモニアからNOxへの転換率を,40%(O216%換算で60ppm)以下まで低減可能であることを確認した。(2)実圧下でのCO排出量は,大気圧下よりも顕著に減少し,排出濃度は10ppm,燃焼効率は,ほぼ100%と良好であった。(3)実圧下での燃焼器壁面温度は,大気圧下と同様に材料の耐熱許容温度(850度)以下であり,十分な耐久性を有するものと考えられた。以上の結果,供試燃焼器は
概要 (英文)
THE PERFORMANCE OF A GAS-TURBINE COMBUSTOR IS AFFECTED SIGNIFICANTLY BY THE COMBUSTION PRESSURE,SO COMBUSTION TESTSAT OPERATING PRESSURES ARE NECESSARY FOR PRACTICAL APPLICATION. TESTS AT HIGH-PRESSURE CONDITIONS WERE PERFORMED WITH AN ADVANCED COMBUSTOR DESIGNED FOR A 150-MW CLASS GAS TURBINE IN AN IGCC SYSTEM. THE ADVANCED COMBUSTOR HAD EXCELLENT PERFORMANCE AND DURABILITY AND SATISFIED THE STRICTEST REQUIREMENTS.
報告書年度
1991
発行年月
1991/11/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
中田 俊彦 |
横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室 |
共 |
二宮 徹 |
横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室 |
共 |
佐藤 幹夫 |
横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室 |
共 |
芳根 俊行 |
東京芝浦電気(株) |
共 |
山田 正彦 |
東京芝浦電気(株) |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
ガスタービン | GAS TURBINE |
燃焼器 | COMBUSTOR |
窒素酸化物 | NOX |
燃焼 | COMBUSTION |
石炭ガス化 | COAL GASIFICATION |