電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W90047

タイトル(和文)

1300℃級ガスタービン用セラミック静翼の開発

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF CERAMIC STATOR VANES FOR 1300DEGREE-CLASS GAS TURBINE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ガスタービン翼にセラミックスを適用することにより,ガスタービンの高温・高効率化が期待されている。そこで,セラミックスと金属との複合構造による高い信頼性を確保した,1300℃,20MW級ガスタービン用第1級セラミックス静翼を開発した。そのセラミック静翼の強度信頼性および,冷却性能を評価した結果,(1)ガスタービン定格条件(1300℃,15atm)からの急速燃料遮断においても,セラミックスに損傷がないこと,(2)最新鋭金属静翼の約1/20程度の冷却空気量で使用可能なこと,が明らかとなり,実用化への基本的な技術課題を解決できた。

概要 (英文)

USE OF CERAMIC TURBINE COMPONENTS WILL IMPROVE THERMAL EFFICIENCY. WE HAVE DEVELOPED FIRST-STAGE CERAMIC STATOR VANES FOR A 1300 DEGREE,20MW-CLASS GAS TURBINE. THESE VANES HAD A HYBRID STRUCTURE COMPOSED OF CERAMIC AND METAL PARTS. THE STRENGTH RELIABILITY AND COOLING PROPERTAS OF THE VANES WERE EVALUATED BY CASCADE TESTS WITHCOMBUSTION GAS UNDER ACTUAL SERVICE CONDITIONS(1300 DEGREE,15 ATM). THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)EVEN AT THE GAS-TURBINE TRIP TEST THE CERAMIC PARTS HAD GOOD STRENGTH RELIABILITY. (2)5% LESS COOLING AIR WAS NEEDED FOR CERAMIC STATOR VANES THAN FOR CONVENTIONAL AIR-COOLED VANES.

報告書年度

1990

発行年月

1991/06/01

報告者

担当氏名所属

森 則之

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

久松 暢

横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室

百合 功

横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室

渡辺 和徳

横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室

佐藤 幹夫

横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室

キーワード

和文英文
セラミックス CERAMICS
ガスタービン GAS TURBINE
静翼 STATOR VANE
ガスタービントリップ GAS TURBINE TRIP
強度信頼性 STRENGTH RELIABILITY
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