電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W90034

タイトル(和文)

NOx・灰中未燃分排出特性に及ぼす燃焼条件の影響(その2)-各種バーナにおける排出特性推定手法の検討-

タイトル(英文)

EFFECTS OF COAL COMBUSTION CONDITIONS ON NOXEMISSION CHARACTERISTICS AND UNBURNED CARBON IN FLY ASH(PART 2)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究では,前報で確立した燃焼条件変化時のNOx・灰中未燃分排出特殊推定手法を,形状の異なるバーナを使用した場合に対して適用を図った。(1)前報で示した手法と同様にして,各炭種の燃焼実験(二段燃焼率,空気比)を変えた場合のNOx転換率と未燃焼率(NOx濃度と灰中未燃分濃度から算出)を,それぞれ基準燃焼(二段燃焼率0%の一定条件)時に対する比率で表わすと,いずれのバーナにおいても直線関係が示された。(2)上記の関係を用いて,燃焼条件を変えた場合の排出特性を推定した結果,すべての燃焼条件において,実測値と精度良く一致することが示された。以上の結果から,燃焼条件を変えた場合に示されるNOx転換率と未燃焼率の関係は,前報で示した手法の適用によって,炭種によらず,バーナ毎に固有の関係として得られ,これにより,NOxと灰中未燃分の排出特性が推定できることを明らかにした。

概要 (英文)

THIS STUDY DESCRIBES A METHOD FOR PREDICTINGNOX EMISSION CHARACTERISTICS AND UNBURNED CARBON IN FLY ASH UNDER CHANGING COMBUSTION CONDITIONS AND DIFFERENT TYPES OF PULVERIZED-COAL BURNER. (1)EACH FUEL N TO NOX CONVERSION RATE AND THE RESIDUAL UNBURNED CARBON(CALCULATED FROM NOX EMISSION AND UNBURNED CARBON IN FLY ASH)WAS CONVERTED TO A RATIO AGAINST THE BASE COMBUSTION CONDITION(TWO-STAGE COMBUSTION RATE = 0%). THE REDUCTION RATIO OF THE FUEL N TO NOX CONVERSION RATE IS IN INVERSE PROPORTION TO THE INCREASE RATIO FOR THE RESIDUAL UNBURNED CARBON FOR EACH BURNER. (2)THE VALUES PREDICTED FOR NOX EMISSION AND UNBURNED CARBON IN FLY ASH AGREE WITH EXPERIMENTAL VALUES FOR EACH BURNER UNDER CHANGING COMBUSTION CONDITIONS FOR ANY TEST COAL.

報告書年度

1990

発行年月

1991/05/01

報告者

担当氏名所属

木本 政義

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

牧野 尚夫

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

須賀 信明

西田 真二

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

キーワード

和文英文
微粉炭燃焼 PULVERIZED-COAL COMBUSTION
NOx NOX
灰中未燃分 UNBURNED CARBON IN FLY ASH
燃焼条件 COMBUSTION CONDITIONS
微粉炭バーナ COAL COMBUSTION BURNER
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry