電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W90029

タイトル(和文)

二酸化炭素の資源化利用技術の調査

タイトル(英文)

EFFECTIVE USE OF CARBON DIOXIDE AS AN ENERGYRESOURCE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本調査においては,二酸化炭素による地球温暖化対策の一環として,二酸化炭素の資源化技術の実現性について技術的観点から評価した。代表的な資源化技術として,光化学法,電気化学法,接触水素化法,微生物利用法などの基礎研究が行われているが,その中でも技術的課題の比較的少ない接触水素化法によるメタノールの液相合成が有利になると考えられる。炭素資源の有効利用の観点から,将来的には火力発電所において,二酸化炭素の回収,メタノール合成,再利用からなる資源化・循環利用システムの構築が重要になると考えられる。このシステムの確立には,メタノール液相合成法や経済的水素製造法の開発が鍵になると考えられる。

概要 (英文)

CARBON DIOXIDE IS THE MAIN, GREENHOUSE GAS AND LARGE AMOUNTS ARE EMITTED FROM THERMAL POWER PLANTS. THIS SURVEY REVIEWS AND EVALUATES THE FEASIBILITY OF CARBON-DIOXIDE CONVERSION TECHNOLOGIES SUCH AS PHOTOCHEMICAL REDUCTION,ELECTROCHEMICAL REDUCTION,CATALYTIC HYDROGENATION,AND USE OF MICROALGAE BACTERIA. CATALYTIC HYDROGNATION,WHICH HAS FEW TECHNICAL PROBLEMS,IS SUPERIOR TO THE OTHER METHODS AND LIQUID-PHASE METHANOL SYNTHESIS IS ESPECIALLY EFFECTIVE. IT IS IMPORTANT TO ESTABLISH INTEGRATED CARBON-RECYCLING SYSTEMS INCLUDING LIQUID-PHASE METHANOL SYNTHESIS FOR THERMAL POWER PLANTS IN THE FUTURE. MOREOVER,IT IS ALSO IMPORTANT TO ESTABLISH ECONOMICAL PROCESSES FOR PRODUCING HYDROGEN.

報告書年度

1990

発行年月

1991/05/01

報告者

担当氏名所属

福沢 久

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

キーワード

和文英文
二酸化炭素 CARBON DIOXIDE
資源化技術 CONVERSION TECHNOLOGY
利用技術 UTILIZATION TECHNOLOGY
火力発電プラント THERMAL POWER PLANT
地球温暖化 GLOBAL WARMING
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