電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W90020

タイトル(和文)

光ファイバ型温度センサを用いたケーブル線路故障点探査方法の開発-その1ケーブル部への適用の可能性

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF METHOD FOR LOCATING FAULTS INCABLES USING OPTICAL FIBER TEMPERATURE SENSORS-PART 1 APPLICATION TO XLPE CABLE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

地中ケーブル線路の故障点探査方法を検討するために,故障点近く,遮へい層上の温度上昇を人工地絡実験で求めた。そして,光ファイバ型温度センサの装着方法を検討した。その結果は,次の通り要約できる。(1)標準的な故障電流は400Aである,温度上昇は故障後30秒間の平均値で評価される,その温度上昇値は数十度である。そこで,光ファイバ型温度センサを用いて瞬時に故障点を探査できる可能性がある。(2)光ファイバ型温度センサの装着方法は,以下の通りに提案できる。・遮へい層が軟銅線の場合,軟銅線間の隙間に装着する光ファイバ型温度センサは2本必要である。そして巻付けピッチは27cmである。・遮へい層が軟銅テープの場合,軟銅テープに巻き付ける光ファイバ型温度センサは2本必要である。そして巻付けピッチは40cmである。

概要 (英文)

TO DEVELOP G FAULTS IN CABLES,WE MEASURED THE TEMPERATURE INCREASE AT THE SHIELDING NEAR ARTIFICIAL FAULTS. WE ALSOEXAMINED HOW TO ATTACH OPTICAL FIBER TEMPERATURE SENSORS. THE RESULTS ARE SUMMARIZED AS FOLLOWS: (1)WHEN THE FAULT CURRENT IS 400A,THE SHIELDING TEMPERATURE INCREASE AT THE FAULT CAN BE MEASURED WITHIN 30 SECONDSAFTER FAULT INITIATION. THEREFOR,FAULTS COULD BE LOCATED QUICKLY WITH OPTICAL FIBER TEMPERATURE SENSORS. (2)OPTICAL FIBER TEMPERATURE SENSORSCAN BE ATTACHED TO CABLES AS FOLLOWS: ・SOFT COPPER-WIRE AHIELDING: IN DOUBLE LINES IN THE GAP BETWEEN THE SOFT-COPPER WIRE WITH A WINDING PITCH OF 27 CM ・SOFT COPPER-FAPE SHIELDING: IN DOUBLE LINES WOULD ON THE SOFT-COPPER TAPE WITH A WINDING PITCH OF 40 CM

報告書年度

1990

発行年月

1991/05/01

報告者

担当氏名所属

千野 孝

横須賀研究所電力部大電流研究室

石原 勇人

中部電力株式会社

キーワード

和文英文
地中送電線路 UNDERGROUND TRANSMISSION LINE
CVケーブル XLPE-INSULATED CABLE
光ファイバ型温度センサ OPTICAL FIBER TEMPERATURE SENSOR
地絡故障 GROUND FAULT
故障点探査 FAULT LOCATION
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