電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
W90011
タイトル(和文)
石炭ガス化用ガスタービン燃焼器の開発-第7報二室保炎強化型燃焼器の性能評価-
タイトル(英文)
DEVELOPMENT OF LBTU-FIRED GAS-TURBINE COMBUSTOR OF ADVANCED COMBUSTOR PART 7 EXPERIMENTAL EVALUATION
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
石炭ガス化用ガスタービン低公害型燃焼器の開発においては,発熱量の低い石炭ガスをガスタービンの全負荷帯で安定燃焼させる技術や,燃料中のアンモニアから窒素酸化物(NOx)への転換率を抑制するための低NOx燃焼技術などの確立が重要な課題となっている。本研究では,石炭ガス化用1300℃級ガスタービン低NOx燃焼器として,150MW級実規模「二室保炎強化型燃焼器」を設計・試作し,常圧燃焼実験により燃焼器の性能評価を行った。その結果,副燃焼室を有し,一次燃焼室(燃料過濃域)と二次燃焼室(燃料希薄域)を明確に分離した二室保炎強化型燃焼器では,燃焼過濃域の燃焼安定性がさらに向上し,より効果的なNOx燃焼を行うことが可能となった。さらに,CO等の排気特性,壁面温度特性も良好であり,本燃焼器は,石炭ガス化用ガスタービン燃焼器へ十分適用できることがわかった。
概要 (英文)
LOW NOX FUEL TECHNOLOGY IS ONE OF THE MOST IMPORTANT SUBJECTS IN DEVELOPING A GAS-TURBINE COMBUSTOR FIRED ON LOW-BTU FUEL DERIVED FROM GASIFIED COAL. WE DESIGNED AN ADVENCED COMBUSTOR COMPOSED OF THREE SEPARETE PARTS AND OBTAINED SATISFACTORY RESULTS. THE FUEL AMMONIA CONTENT WAS REDUCED TO NITROGEN IN THE MAIN COMBUSTION CHAMBER UNDER FUEL-RICH CONDITIONS. THIS REPORT SUMMARIZES THE EXPERIMENTALDATA FOR THE 150-MW,1300DEGREE (1573K) CGT-5001 GAS-TURBINE COMBUSTOR.
報告書年度
1990
発行年月
1990/10/01
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
中田 俊彦 |
横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室 |
共 |
二宮 徹 |
横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室 |
共 |
佐藤 幹夫 |
横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室 |
共 |
石川 浩 |
横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
燃焼 | COMBUSTION |
ガスタービン | GAS-TURBINE |
窒素酸化物 | NOX |
石炭ガス化 | COAL GASIFICATION |
低カロリーガス | LOW-CALORIFIC GAS |