電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W89046

タイトル(和文)

溶融炭酸塩型燃料電池6kW級スタックの発電特性-(第2報)ガスリサイクル特性-

タイトル(英文)

POWER-GENERATION TEST OF 6-KW CLASS MCFC STACK -(PART 2) GAS RECYCLE TEST-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

溶融炭酸塩型燃料電池の試験研究は従来,電池本体のみに対しておこなわれてきたが,本研究では実用プラントに不可欠なガスリサイクル併用試験を6kW級スタックを用いて実施し,その基本特性を把握した。主な結果は以下の通りである。1.カソードガスリサイクルによって発電によるスタックからの発熱を除去し,運転温度を簡便に調整することができることを実証した。2.アノードガスリサイクルによって90%の高い燃料利用率が実現でき,本方法は現時点における高効率化の一方策として極めて有効であることが分かった。3.触媒燃焼器を用いた炭酸ガスリサイクルによって,既存の火力発電所と同様にシステムに燃料と空気のみを供給するだけで発電できることを実証した。

概要 (英文)

SOME GAS RECYCLING WILL BE NECESSARY FOR PRACTICAL MCFC POWER PLANTS. SO FAR,HOWEVER,STACKS HAVE GENERALLY BEEN TESTED WITHOUT GAS RECYCLING TO EVALUATE THE STACK PERFORMANCE ITSELF. TESTS WERE CARRIED OUT WITH SOME GAS RECYCLING USING A 6-KW CLASS MCFC STACK FOR PRELIMINARY EVALUATION OF THE MCFC SYSTEM. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: ・COTHODE GAS RECYCLING PROVIDED EASY CONTROL OF THE STACK TEMPERATURE BY REMOVING GENERATED HEAT FROM THE STACK. ・ANODE GAS RECYCLING ATTAINED 90% FUEL UTILIZATION AND RESULTED IN AN EFFECTIVE METHOD FOR ACHIEVING EFFICIENT POWER GENERATION.・CARBON DIOXIDE RECYCLING USINGACATALYTIC BURNER PRODUCED A SYSTEM NEEDING ONLY FUEL AND AIR. OPERATION WITHOUT CARBON DIOXIDE SUPPLY IS SIMILAR TO THAT OF CONVENTIONAL THERMAL POWER PLANTS.

報告書年度

1989

発行年月

1990/05/01

報告者

担当氏名所属

渡辺 隆夫

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

伊崎 慶之

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

麦倉 良啓

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

早坂 孝雄

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

島津 謙二

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

斉藤 一

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

小泉 雅彦

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

阿部 俊夫

横須賀研究所エネルギー部燃料電池研究室

石川 浩

横須賀研究所エネルギー部燃焼技術研究室

キーワード

和文英文
燃料電池 FUEL CELL
溶融炭酸塩 MOLTEN CARBONATE
ガスリサイクル GAS RECYCLE
発電システム POWER-GENERATION SYSTEM
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