電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W89004

タイトル(和文)

微粉炭燃焼時に発生する石炭灰の性状-石炭燃焼試験炉生成灰による検討-

タイトル(英文)

PROPERTIES OF COAL ASH FORMED BY PULVERIZED-COAL COMBUSTION

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭灰を有効利用させる際に重要となる石炭灰性状(灰中未燃分,粒子径,形状)に及ぼす燃焼条件と石炭性状の影響について検討した。(1)灰中未燃分濃度は,石炭の燃料比およびイナート比の増加とともに上昇し,低NOx燃焼時には,NOx低減率の増加とともに灰中未然分濃度が高くなることが示された。(2)石炭灰粒径は,灰分含有率,微粉炭粒径などの石炭性状から推定される粒径の60~80%程度の値となり,また低NOx燃焼時には石炭灰粒径が増大することが明らかになった。(3)石炭灰中の球状粒子含有率は,融点の低い石炭種ほど高くなり,またNOx低減率の増加とともに球状粒子含有率が低下することが示された。

概要 (英文)

THIS REPORT INVESTIGATES THE EFFECT OF COMBUSTION AND COAL PROPERTIES ON COAL-ASH PROPERTIES (UNBURNED-CARBON CONCENTRATION,PARTICLE SIZE,COAL-ASH SHAPE). (1)THE UNBURENED-CARBON CONCENTRATION IN COAL ASH INCREASES WITH AN INCREASE IN THE COAL FUEL RATIO AND INERTINITE RATIO. AT LOW-NOX COMBUSTION CONDITIONS,THE UNBURNED-CARBON CONCENTRATION INCREASES WITH AN INCREASE IN THE NOX REDUCTION RATE. (2)THE MEAN DIAMETER OF COAL ASH IS ABOUT 60% 80% OF THE COAL-ASH DIAMETER CALCULATED FROM THE PULVERIZED-COAL PROPERTIES (ASH CONTENT,MEAN DIAMETER OF PULVERIZED COAL) AND INCREASES AT LOW-NOX COMBUSTION CONDITIONS. (3)THE SPHERE PARTICLE CONTENT OF COAL ASH FROM LOW-MELTING-POINT COAL IS VERY HIGH AND DECREASES WITH AN INCREASE IN THE NOX REDUCTION RATE.

報告書年度

1989

発行年月

1989/09/01

報告者

担当氏名所属

牧野 尚夫

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

西田 真二

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

木本 政義

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

田中 隆

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

井上 亨

九州電力株式会社

小川奎三

九州電力株式会社

キーワード

和文英文
微粉炭燃焼 PULVERIZED-COAL COMBUSTION
石炭灰 COAL ASH
灰中未燃分 IGNITION LOSS
粒径分布 PARTICLE SIZE DISTRIBUTION
粒子形状 PARTICLE SHAPE
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