電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

W88025

タイトル(和文)

微粉炭燃焼に伴うNOx・灰中未燃分同時低減燃焼技術の開発(その2)-メタン注入法による検討-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF LOW-NOX AND LOW-IGNITION LOSSCOMBUSTION TECHNOLOGY ON PULVERIZED COAL COMBUSTION(PART 2)

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

微粉炭燃焼に伴うNOxと灰中未燃分を同時低減させるため,炉内にNOx還元用燃料としてメタンを注入する方法を採用し検討を行った。(1)非二段燃焼時においては,メタン注入位置が後流でかつ注入率が高いほど,NOx低減率は高くなった。(2)二段燃焼時においては,メタン注入位置がバーナ近傍でかつ注入率が高いほどNOx低減率は高くなった。また,メタン注入時は二段燃焼率を高くした方が,NOx低減効果が大きくなった。(3)メタン注入法と空気多投注入法の併用により,NOx濃度100ppm達成時の灰中未燃分を14%まで低下(二段燃焼のみでは30%,空気多段注入法では19%)できた。

概要 (英文)

IN THIS REPORT,THE SIMULTANEOUSLY LOW-NOX AND LOW-IGNITION LOSS COMBUSTION TECHNOLOGY BY METHANE INJECTION METHOD IS INVESTIGATED. MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)IN THE CASE OF NON-TWO STAGE COMBUSTION, IF THE LOCATION OF METHANE INJECTION POINT IS DISTANTFROM THE BURNER AND THE METHANE INJECTON RATE INCREASES,THE NOX CONCENTRATION IS VERY LOW. (2)IN THE CASE OF TWO-STAGE COMBUSTION,IF THE LOCATION OF THE METHANE INJECTION POINT IS NEAR THE BURNER AND METHANE INJECTION RATE INCREASE,THE NOX CONCENTRATION IS VERY LOW, AND THE HIGHER THE RATE OF TWO STAGE CONBUSTION AIR IS,THE HIGHER THE REDUCTION RATE OFNOX CONCENTRATION IS.

報告書年度

1988

発行年月

1989/03/01

報告者

担当氏名所属

牧野 尚夫

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

木本 政義

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

西田 真二

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

田中 隆

横須賀研究所エネルギー部石炭技術研究室

キーワード

和文英文
微粉炭燃焼 PULVERIZED COAL COMBUSTION
NOx NOX
灰中未燃分 IGNITION LOSS
二次燃料注入 SECONDARY FUEL INJECTION
メタン METHANE
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