電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
W11
タイトル(和文)
平行流内部マニホールドMCFCスタックの開発と運転試験・評価技術
タイトル(英文)
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
当研究所と石川島播磨重工業㈱が、これまでに実施してきた一連の平行流内部マニホールド型溶融炭酸塩型燃料電池スタック(10kW級スタック4基、100kW級スタック1基)の研究成果を総合的に取りまとめ、現状のスタック技術の評価と今後の実用型(長寿命・高出力)スタックの開発の方向性を明らかにした。主な成果は以下の通り。1.セパレーター端部の改良による、実用時での最大面積と想定される1m2級セルと高積層スタックの設計・製作技術および長期運転が可能な運転技術を確立した。2.同一使用の小型単セルによる性能表示式とスタック内部の温度分布や電流分布を考慮した数値解析法を組み合わせることによって、そのスタック運転性能の予測が可能であることを明らかにした。3.新たに3層セパレータ構造(コルゲート板とセンタープレートとの一体化によるプレス成形セパレータ)を試作・発電試験し、長寿命化に大きな効果があることがわかった。
概要 (英文)
We have performed the R&D on Molten Carbonate Fuel Cell (MCFC) Stack since 1984. In this R&D, four 10kW class stacks and one 100kW stack were developed and operated in collaboration research agreement with IHI (Ishikawajima-harima Heavy Industries Co., Ltd.) and contract research agreement with NEDO (New Energy and Industrial Technology Development Organization) as a part of the New Sunshine Program by AIST/MITI (the Agency of Industrial Science and Technology of the Ministry of International Trade and Industry). This report describes technical review of the R&D on MCFC stacks, which are“parallel flow and internal manifold type”, including operation and evaluation methods of MCFC stack, post analysis and technical improvement points. An advanced MCFC stack with the press formed separators is discussed and a basic concept and technical issues for future MCFC stack are also introduced.
報告書年度
1998
発行年月
1998/07
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
伊崎 慶之 |
横須賀研究所エネルギー化学部 |
共 |
麦倉 良啓 |
横須賀研究所エネルギー化学部 |
共 |
渡辺 隆夫 |
横須賀研究所エネルギー化学部 |
共 |
阿部 俊夫 |
横須賀研究所 |
共 |
幸田 栄一 |
横須賀研究所プラント熱工学部 |
共 |
佐藤 誠二 |
石川島播磨重工業(株) 開発部 |
共 |
保坂 実 |
石川島播磨重工業(株) 開発部 |
共 |
松山 俊哉 |
石川島播磨重工業(株) 開発部 |
共 |
清水 徹 |
石川島播磨重工業(株) 開発部 |
共 |
近藤 健一郎 |
石川島播磨重工業(株) 開発部 |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
エネルギー変換 | Energy conversion |
燃料電池 | Fuel Cell |
溶融炭酸塩 | Molten carbonate |
Li/Na 電解質 | Lithium-Sodium electrolyte |