電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

V06027

タイトル(和文)

木質バイオマス燃焼灰の安全性評価─原料樹木の無機成分分析に関する予備的検討─

タイトル(英文)

Stability evaluation of woody biomass ashes -Analysis of inorganic elements in material trees-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

木質バイオマス燃焼灰の安全性評価で重要となる原料樹木について、データベースの作成を念頭に、分析前処理法の最適化を図るとともに、樹木内の組成分布及び生育地との相関について調べた。
前処理が分析結果に与える影響を定量的に評価し、揮発性元素の損失を抑える手法を特定した。また、樹木の組成については、年輪方向及び高さ方向について、樹皮、辺材、心材それぞれに分類し、無機元素の定量を行うとともに、周辺土壌との相関についても論じた。さらに、これらの結果から、無機元素による樹種及び生育地の識別可能性についても言及した。

概要 (英文)

We grappled with the database preparation on metal elemental concentration in Japanese ordinary land trees which are necessary for the safety evaluation of the ashes in biomass combustion. At first, with a purpose of evaluating a suitable analysis method for wood elements, the influence of a pre-processing to the analysis result was evaluated quantitatively, and a sampling technique to control the loss of the volatile elements was optimized. Each part of bark, sapwood and heartwood were analyzed in both directions of the annual ring and height. The main elements contained in woody biomass ashes and the characteristic elements distribution in each part such as the bark and the heartwood were cleared. Furthermore, the soil around the tree was analyzed, too, and the correlation with wood elements was mentioned. As these analysis results, we suggested the possibility to distinguish the wood species and the growth area by the inorganic elements.

報告書年度

2006

発行年月

2007/05

報告者

担当氏名所属

土屋 陽子

環境科学研究所 化学環境領域

寺添 斉

環境科学研究所 化学環境領域

小林 卓也

環境科学研究所 生物環境領域

下垣 久

環境科学研究所 環境ソリューションセンター

キーワード

和文英文
木質バイオマス Woody biomass
樹木無機成分 Woody ash content
組成分析 Composition analysis
土壌特性 Soil geochemistry
樹木識別 Wood distinction
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry