電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U98067

タイトル(和文)

放射性物質輸送物の海面火災条件下における熱的健全性 -ー船倉ハッチカバー材料の熱特性ー-

タイトル(英文)

Thermal Integrity of Packages Transporting Radioactive Materials under Sea Fire Conditions. - Thermal Characteristics of Materials for Hatchcovers of Shipholds.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

放射性物質輸送物が海上輸送中に海面火災に遭遇した場合の熱的健全性を精度良く評価するために、専用運搬船の船倉ハッチカバー部の熱特性を明らかにした。(1) 船倉のハッチカバーを構成するフェノリックレジン(断熱材)は、火災条件(800℃)において炭化するものの、その断熱材としての性能を保持する。(2) 実験で得られたフェノリックレジンの実効熱拡散率は発熱反応の起こる温度領域を除けば約2.0×10-7 /sであった。この実効熱拡散率を使用した加熱試験体の温度の解析結果と実測値がほぼ一致したことにより、この実効熱拡散率が適切な値であることを確認した。

概要 (英文)

Thermal characteristics of materials for hatchcovers of shipholds was investigated in order to conduct precise safety assessments of a package shipping radioactive materials under a fire accident on the sea surface during transportation. The phenolic resin forming hatchcovers of shipholds carbonizes under fire conditions(800 ℃), however: this carbonized phenolic resin keeps the function of a heat insulating material under fire conditions . Experimentally obtained effective thermal diffusivity of the phenolic resin was approximately 2.0×10-7 /s except the temperature ranges in which heat generating reactions take place. It was confirmed that this effective thermal diffusivity of the phenolic resin is adequate judging from good agreements between thermal analysis results using this effective thermal diffusivity and observed temperature data of a heated test specimen.

報告書年度

1998

発行年月

1999/08

報告者

担当氏名所属

山川 秀次

我孫子研究所バックエンドプロジェクト輸送・貯蔵チーム

三枝 利有

我孫子研究所バックエンドプロジェクト輸送・貯蔵チーム

尾崎 幸男

我孫子研究所バックエンドプロジェクト

キーワード

和文英文
海面火災 Sea Fire
輸送物 Package
ハッチカバー Hatchcover
フェノリックレジン Phenolic Resin
耐火解析 Thermal Analysis
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