電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U98027

タイトル(和文)

MOX新燃料の輸送時安全性評価 -MOX新燃料輸送容器の耐水圧性能-

タイトル(英文)

Study on Transport Safety of Fresh MOX fuel -Performance of the transport cask for fresh MOX fuel against external water pressure-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

MOX新燃料の輸送中の万が一の海没事故を想定し輸送容器の耐圧性能について現実的な評価を行うことは有用なことである。このため有限要素法構造解析コードABAQUSによりMOX新燃料輸送容器の耐圧性能を解析的に評価した。評価では耐圧構造部が破損しない最大の深さを耐圧限界とし、解析上はこれらの部位の一部に引張強さσuを越える応力が発生するか否かによって判断した。解析結果によればMOX新燃料輸送容器は水深約7,000m程度までは耐圧構造にかかわる蓋部、胴部は破損することがなく耐圧性能が維持されることが明らかとなった。

概要 (英文)

It is important to evaluate the ability of the transport casks for fresh MOX fuel to withstand external water pressure when they were hypothetically sunk into the sea for unexpected reasons.In order to evaluate the ability of the casks transporting MOX fresh fuel to withstand external water pressure, structural analyses using finite element code ABAQUS were carried out.Failure criteria of casks against external pressure is defined as the maximum water depth at which structural parts such as cask body and lid do not rupture. In the evaluation by analysis the failure criteria could be indicated when the Von-Mises stress exceeds the ultimate tensile stress at structural parts of casks.The analytical results show that the transport casks for fresh MOX fuel will not rupture even under a water head of 7,000m.

報告書年度

1998

発行年月

1999/07

報告者

担当氏名所属

伊藤 千浩

我孫子研究所バックエンドプロジェクト輸送・貯蔵チーム

三枝 利有

我孫子研究所バックエンドプロジェクト輸送・貯蔵チーム

浅野 博之

我孫子研究所バックエンドプロジェクト輸送・貯蔵チーム

鈴木 浩

我孫子研究所環境科学部

キーワード

和文英文
耐圧解析 Immersion Analysis
MOX新燃料 Fresh MOX Fuel
輸送容器 Transport Cask
海上輸送 Sea Transport
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry