電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)
報告書データベース 詳細情報
報告書番号
U97109
タイトル(和文)
セメント中でのアルミニウムおよび鉄の腐食による水素ガス発生挙動
タイトル(英文)
The Assessment of the Hydrogen Gas Generation from Corrosion of Aluminium and Iron in Cement
概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)
本研究は,アルミニウムと鉄のセメント中での腐食試験を行い,水素ガスの発生を伴うアルミニウムと鉄の腐食速度と腐食挙動について検討したものである.その結果,アルミニウムの腐食速度は,初期は10~20mm/yと大きいものの,その後,腐食生成物ギブサイトの生成によって拡散が抑制され,腐食速度は0.01mm/y~0.001mm/yまで低減することが確認された.また,鉄については,その腐食速度は非常に小さく,0.1μm/y以下であることが確認され,アルミニウムの腐食挙動と同様に時間の経過とともに腐食速度が低下していく現象が確認された.これは同様に水素ガス発生の腐食に伴い形成された腐食生成物による拡散抑制が原因と考えられた.
概要 (英文)
This study investigated and evaluated the behaviors of hydrogen gas evolution due to reaction of aluminum and iron with cement mortar in relation to their corrosion rates.The main results obtained are as follows;①In the initial stage the corrosion rate of aluminum was 10~20mm/year, which reduced to 0.01~0.001mm/year after a month due to the effect of corrosion product "gibbsite" covering the surface of aluminum tested.②Initial corrosion rate of iron was measured as 0.1~0.01μm/year, which also decreased drastically after seven months due to the corrosion product layer.
報告書年度
1997
発行年月
1998/12
報告者
担当 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|
主 |
廣永 道彦 |
我孫子研究所バックエンドプロジェクト天然バリアチーム |
共 |
馬原 保典 |
我孫子研究所バックエンドプロジェクト天然バリアチーム |
キーワード
和文 | 英文 |
---|---|
放射性廃棄物処分 | radioactive Waste Disposal |
埋設処分 | land disposal |
金属廃棄物 | metal wastes |
ガス発生 | gas generation |
セメント | cement |