電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U97102

タイトル(和文)

岩盤に生じる局所変位の遠隔自動計測装置の開発

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF A NEW MEASURING SYSTEM OF THREE-DIMENSIONAL CO-ORDINATES AND DISPLACEMENTS ON DISCONTINUOUS ROCK MASS SURFACES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

岩盤地下空洞の掘削工事においては,不連続面に起因する岩盤ブロックの滑落など局所崩壊を生ずることがあり,ブロックの変位挙動の把握が重要となる場合がある。また,挙動監視に要する変位計測器や計測用標点の設置が,工期への影響を生じるため,遠隔から迅速に計測を可能とする計測手法や装置の開発が望まれている。ここでは岩盤面変位を遠隔から計測するため,三角測量法の原理を応用したSPT手法の考案と装置開発を行い,危険箇所への接近回避を可能にした。さらに,開発したSPT計測装置を自動計測化させる制御ソフトの開発を行い,長期間の変位計測を可能とした。また,計測システムとしての精度評価により,地下空洞への適用性があることを確認した。

概要 (英文)

MONITORING DISPLACEMENT OF INDIVIDUAL ROCK BLOCKS IS IMPORTANT FOR BLOCK FAILURES CAUSED BY DISCONTINUITIES DURING EXCAVATION OF UNDERGROUND CAVERNS. HOWEVER,PLACEMENT OF DEVICES FOR MEASURING DISPLACEMENT AFFECTS THE CONSTRUCTION SO A NEW REMOTE MEASURING METHOD AND SYSTEM IS NEEDED. A SPT (SPOT PROJECTION TRIANGULAR SURVEYING) METHOD AND SYSTEM HAVE BEEN DEVELOPED BY APPLYING A SURVEY FORMULA. SYSTEM SOFTWARE ALSO AUTOMATES LONG-TERM MONITORING. THE PRACTICALITY OF SPT FOR UNDERGROUND CAVERNS IS ASSURED BY CONSIDERING THE ACCURACY OFMEASURED RESULTS.

報告書年度

1997

発行年月

1998/03

報告者

担当氏名所属

池川 洋二郎

我孫子研究所地盤耐震部

伊藤 洋

我孫子研究所地盤耐震部

キーワード

和文英文
不連続性岩盤 DISCONTINUOUS ROCK MASS
地下空洞 UNDERGROUND CAVERN
変位挙動 DISPLACING BEHAVIOR
三次元自動計測 THREE DIMENSIONAL AUTOMATIC MEASUREMENT
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