電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U97014

タイトル(和文)

水圧破砕ブレークダウン圧力に対する影響要因の統一的評価手法

タイトル(英文)

GENERAL EVALUATION OF FACTORS AFFECTING HYDROFRACTURING BREAKDOWN PRESSURE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

今後ますます地下岩盤利用は大深度化するので,水圧破砕法は簡易で経済的な事前の原位置値暑測定法として有望である。しかし,水圧破砕のメカニズムは必ずしも十分に明らかになっていないので,地圧測定結果の信頼性が低い場合もある。この信頼性を向上するために,水圧破砕のメカニズムを解明することが必要となっている。このために既存亀裂の少ない岩盤を選んで,原位置水圧破砕実験を実施した。本報告では,この結果のうち特に亀裂の発生条件に関して明らかになった,ブレークダウン暑y録に及ぼす加圧速度や透水性の影響について述べる。新谷無次元加圧加速度(N.P.R)を導入し,浸透性が小さくまた加圧速度が大きいとき(N.P.R>0.1)には,孔周辺の間■水圧の上昇領域が無視でき,ブレークダウン圧力は上限となること,また逆の場合(N.P.R<0.1)に加減となることを得た。

概要 (英文)

HYDROFRACTURING STRESS MEASUREMENT HAS A BIGADVANTAGE IN USE AT GREAT DEPTHS DUE TO ITS EQUIPMENT SIMPLICITY AND COST AND TIME ECONOMY. HOWEVER, THERE ARE STILL SOME UNCERTAINTIES ABOUTTHE CRACK MECHANISM SO HYDROFRACTURING STRESS MEASUREMENT IS SOMETIMESREGARDED AS UNRELIABLE. WE MUST CLARITY THE CRACK BEHAVIOR IN HYDROFRACTURING TO ENHANCE THE RELIABILITY OF STRESS MEASUREMENT. A ROCK SITE WITH UNIFORMITY AND SCARCE JOINTS WAS SELECTED TO CLARITY THE MECHANISM OF CRACK BEHAVIOR. THIS REPORT DESCRIBES THE EFFECT OF PRESSURIZATION AND ROCK PERMEABILITY ON BREAKDOWN PRESSURE. THE NORMALIZED PRESSURIZATION RATE (NPR) HAS BEEN DEFINED TO EVALUATE THE EFFECT OF WATER PERMEATION ON BREAKDOWN CRITERIA. WHEN NPR IS LARGER THAN 0.1, THE SIZE OF THE ZONE WITH HIGH PORE PRESSURE IS NEGLIGABLE AND BREAKDOWN PRESSURE IS GIVEN BY THE UPPER LIMIT EQUATION. WHEN NPR IS SMALLER THAN 0.001, BREAKDOWN PRESSURE IS GIVEN BY THE LOWER LIMIT EQUATION.

報告書年度

1997

発行年月

1997/07

報告者

担当氏名所属

新 孝一

我孫子研究所地盤耐震部

伊藤 洋

我孫子研究所地盤耐震部

金川 忠

我孫子研究所バックエンドプロジェクト

角田 隆彦

小野田セメント(株)

張 伯崇

地殻応力研究所

李 方全

地殻応力研究所

キーワード

和文英文
水圧破砕 HYDROFRACTURING
ブレークダウン BREAKDOWN
加圧速度 PRESSURIZATION RATE
透水係数 PERMEABILITY
花崗岩 GRANITE
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