報告書番号

U97001

タイトル（和文）

三次元免震システムの導入による高速増殖炉の設計合理化効果

タイトル（英文）

概要 （図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております）

本研究ではＦＢＲ実用炉に対する３次元免震方式の導入を想定して，水平免震効果に加えて上下動に対する応答低減効果をも有する３次元免震システムの概念構築と機器設計合理化効果の評価を行った。その結果，３次元免震方式の導入により原子炉構造においては原子炉容器胴部板厚の低減効果，炉心燃料の浮き上がりの抑制，配管系においては，２次系配管，崩壊熱除去系配管サポートの低減等の設計合理化効果を図れることを明らかにした。さらに，建屋３次元免震プラントと建屋水平免震・１次系上下免震プラントについて設計合理化効果を比較し，建屋３次元免震プラントの設計合理化効果がより大きいとの結果を得た。

概要 （英文）

THIS STUDY PROPOSES A CONCEPT FOR THREE-DIMENSIONAL SEISMIC ISOLATION OF A FAST BREEDER REACTOR (FBR). THE EFFECT OF APPLYING THE SYSTEM WAS EVALUATED QUANTITATIVELY. THE FOLLOWING EFFECTS ARE EXPECTED: (1) REDUCED MEMBRANE THICKNESS OF REACTOR VESSEL (2) SUPPRESSED UPLIFT OF FUEL BY REDUCING VERTICAL SEISMIC RESPONSE OF CORE (3) REDUCTED SUPPORT FOR PIPING SYSTEM (4) BETTER COMBINATION OF HORIZONTAL BASE ISOLATION FOR BUILDING AND VERTICAL ISOLATION FOR EQUIPMENT.

報告者

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