電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U96046

タイトル(和文)

アナアオサとイトゴカイによるヒラメ排泄物中の窒素処理

タイトル(英文)

REDUCTION OF NITROGEN EXCRETED BY JAPANESE FLOUNDER USING ULVA AND CAPITELLID.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

アナアオサのアンモニア,硝酸取り込み速度,イトゴカイのヒラメ養殖汚泥中の窒素処理速度について検討した。水温,20度,照度3000luxの条件下での成長実験より,アナアオサの窒素取り込み速度はアンモニア:28.2ミューg-N/g/時,硝酸:14.6ミューg-N/g/時と算定された。イトゴカイの汚泥摂■速度は20度:0.5,22度:0.6,25度:0.7mg/尾・日であった。また,単位重量当たりの窒素含量は,汚泥:33.8mg-N/g,イトゴカイ糞:25.4mg-N/gであった。25度のとき1000個体のイトゴカイは1日当たり24mgの汚泥中窒素を摂取し,7mgを糞として排泄するので,この間に摂取窒素の約70%がイトコガイの代諏に用いられると推定された。

概要 (英文)

SEVERAL EXPERIMENTS WERE CARRIED OUT,TO EVALUATE THE NITROGEN-REDUCTION ABILITIES OF THE SEAWEED,ULVA PERTUSA,AND THE POLYCHAETE ANNELID,CAPITELLA SP. NITROGEN UPTAKE WAS AFFECTED BY WATER TEMPERATURE(HIGHEST RATE AT 20 DEGREE),BUT WAS NOT AFFECTED BY LIGHTINTENSITY(1500-6000 LUX).AMMONIA AND NITRATE UPTAKE RATES OF ULVA WERE28.2 AND 14.6 MU G/G/H,RESPECTIVELY(20 DEGREE,3000LUX). CAPITELLA SP.WAS FED ON ORGANIC SEDIMENTS(CRUDE PROTEIN 21%,CRUDE ASH 58%,OTHERS 21%),WHICH IS ALMOST THE SAME COMPOSITION AS FLOUNDER FECES. THE FEEDING RATES OF CAPITELLA SP.WERE 0.5,0.6 AND 0.7 MG/IND/DAY AT 20,22 AND 25 DEGREE,RESPECTIVELY.A CAPITELLA SP.POPULATION OF 1000 INDIVIDUALS INGESTEDSEDIMENT-N AT A RATE OF 24 MG-N/DAY,AND EXCRETED FECAL/N AT A RATE OF 7 MG-N/DAY.ABOUT 70% OF THE NITROGEN IN THE SEDIMENT WAS REMOVED BY THIS PROCESS.

報告書年度

1996

発行年月

1997/03

報告者

担当氏名所属

本田 晴朗

我孫子研究所応用生物部

菊池 弘太郎

我孫子研究所応用生物部

坂口 勇

我孫子研究所応用生物部

岩田 仲弘

我孫子研究所応用生物部

古田 岳志

我孫子研究所応用生物部

キーワード

和文英文
アナアオサ ULVA
イトゴカイ CAPITELLID
ヒラメ JAPANESE FLOUNDER
排泄物 EXCRETION
窒素除去 NITROGEN REDUCTION
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