電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U96041

タイトル(和文)

発電所における生物系廃棄物のコンポスト化とその利用

タイトル(英文)

COMPOSTING OF BIOLOGICAL TRASH IN ELECTRIC POWER PLANTS AND USE AS FERTILIZER

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

発電所で生じる生物系廃棄物を利用してコンポストを作成し,再資源化することにより,環境負荷の低減・再生資源の活用・廃棄物最終処分場の延命化を図ることができる。そこで特に火力発電所取・排水管に付着する貝や海藻とダムに漂着するカヤを用いてコンポストを作成し,その肥料,あるいは,土壌改良材としての効果を試みる実験を行った。その結果,これらの材料を適切な割合で混合・発酵することによりコンポスト化が可能であることが明らかとなった。また,作成したコンポストの土壌への混合によりホウレンソウ・タバコ・オーチャードグラスの生育が促進された。これらの結果から,生物系廃棄物のコンポスト化による有効利用が技術的に可能であると考えられる。

概要 (英文)

BIOLOGICAL TRASH FROM THE ELECTRIC POWER INDUSTRY,SUCH AS MUSSEL SHELLS,AND SEAWEED,ETC.,COULD BE MADE INTO COMPOSTFERTILIZER OR MATERIAL FOR IMPROVING SOIL.THE NUTRIENT CONTENT AND PHYSICAL PROPERTIES OF THE COMPOST WAS INVESTIGATED. THREE MAJOR CROPS IN THE HOKURIKU DISTRICT:SPINACK,TOBACCO,AND ORCHARD GRASS,WERE CULTIVATEDIN UNCULTIVATED FIELD SOIL MIXED COMPOST AT VARIOUS RATIOS.A TYPICAL SHELL COMPOST(SHELL: SEAWEED :WEEDS = 1:1:1)INCLUDED FEWER M AJOR NUTRIENTS SUCH AS NITROGEN (APPROX.0.4% DRY WEIGHT)PHOSPHATE(APPROX.0.2% DWT)AND POTASSIUM(APPROX.0.4% DWT)AND A HIGH CALCIUM CONTENT(APPROX.10% DWT).THE C/N RATIO WAS A ABOUT 16%. SOME HAZARDOUS METALS(CD,0.75 MG/KG;HG,0.1 MG/KG; ZN,10 MG/KG)AND SODIUM CHLORIDE (NACL,0.3% DWT)WERE DETECTED AT LOW LEVELS.THE GROWTH OF THE THREE CROPS IN SOIL WITH THE COMPOST WAS CLEARLY BETTER THAN IN FOREST ANDOSOL.SPINACH GROWN IN SOIL INCLUDING AT LEAST 5% (V/V) OF THE COMPOST GREW ABOUT FOUR TIMES BETTER THAN IN NORMAL AND PH-OPTIMIZED FOREST ANDOSOL.

報告書年度

1996

発行年月

1997/03/01

報告者

担当氏名所属

吉原 利一

我孫子研究所生物科学部

後藤 文之

我孫子研究所生物科学部

渡部 良朋

我孫子研究所生物科学部

斉木 博

我孫子研究所生物科学部

別森 敬一

北陸電力株式会社

岡 義仁

北陸電力株式会社

綿貫 摂

北陸電力株式会社

柴垣 鉄夫

北陸電力株式会社

キーワード

和文英文
コンポスト COMPOST
廃棄物利用 TRASH RECYCLING
有機肥料 ORGANIC FERILIZER
土壌物性 SOIL PHYSICAL PROPERTIES
発電所 ELECTRIC POWER PLANT
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